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ぐるなび、POSレジアプリシステム販売開始、有料加盟店向けに

 株式会社ぐるなびは、POSレジシステム「ぐるなびPOS+(ポスタス)」をぐるなび有料加盟店向けに販売する。初期費用は16万8000円、POSシステム利用料金は月額1万2000円、オーダーエントリーシステムの利用料金は5端末までで月額4000円(価格はすべて税別)。

 ぐるなび有料加盟店「ぐるなびPRO for 飲食店」は、無料のエントリー会員のほか、月額1万円で店舗のウェブページを開設できる「ビギナー会員」、ぐるなびの基本サービスがすべて利用でき、店舗ごとに年勘販促計画の提案が受けられる月額5万円からの「販促正会員プラン」などが用意されている。

 ぐるなびPOS+は、専用アプリをモバイル端末にインストールすることで、注文の入力・会計処理のデバイスとして利用できるクラウド型POSレジシステム。コースやトッピング、お酒の割り方といった複雑なメニューや、キッチンプリントの振り分けなどをワンクリックで設定できる。売上予算に基づいたシフトの自動シミュレーション機能なども備える。

 売り上げ・客単価・注文点数・注文商品を席単位で分析できる販売管理機能や、海外出店をにらんだ多言語、多通貨、多消費税にも対応する。オプション機能のオーダーエントリーシステムでは、iOS端末により、注文、キッチンプリンターなどによる厨房指示、ぐるなびPOS+による会計、売上処理の連携が可能。

 飲食業向けのクラウド型モバイルPOS「POS+(ポスタス)」の開発・設置・サポートを株式会社インテリジェンスビジネスソリューションズとの提携により提供し、販売・契約はぐるなびが⾏う。導入後は、POS活用ノウハウや分析手法についての飲食店向けセミナーの受講、365日対応のコールセンター、無制限の駆け付け保守サービスなどの経営支援サービスもあわせて提供する。

 ぐるなびでは、既存POSシステム(PC-POS)は高機能ながら高価で、一方、安価なタブレット型POSシステムではオーダーエントリーシステムをはじめとした機能面や、通信の信頼性、タッチパネルの反応や使いやすさなどの面で、小規模事業者のニーズに応えられるシステムが探しにくかったとしている。

 今後ぐるなびでは、ぐるなびPOS+に決済や予約システムなどの機能を追加し、業界No.1のPOSレジサービスを目指すとしている。また、ぐるなびユーザー6100万人の閲覧・行動履歴と、約16万の加盟店による一次情報、1000人のサポート体制によるこれまでのノウハウとICT、レジ決済のデータを活用し、飲食店向けの販促支援に加え、新たな業務支援事業も展開していく。