キャタピラーで自走するネットワークカメラ「アボットライリー」、サンワサプライが発売

　サンワサプライ株式会社は、IEEE 802.11n/g/bに対応する移動式ネットワークカメラ「アボットライリー RB-RILEY」を発売する。市場想定価格は3万1800円。

　RB-RILEYは、Android/iOS用の「appbot RILEY」アプリからリモートで操作したり映像を確認できる移動式ネットワークカメラ。スピーカーとマイクを搭載しており、外出先からでも双方向通話が行える。

　顔検出機能により、対象の人物の動きに合わせてロボットが自動的に動く。また、動体を感知して、スマートフォンやタブレットに通知するとともに、10秒までの動画を5件まで保存できる機能も備える。

　カメラは視野角70度で、上下120度のパンが可能。動画解像度は最大720p（1280×768ドット）。赤外線LEDセンサーを搭載しており、暗所でのモノクロ撮影も可能。ズーム機能は搭載しない。

　ゴム製ベルトのキャタピラーにより、凹凸のある床の上や坂道などで、前後の移動や回転が行える。障害物にぶつかって転倒した場合も、起き上がることが可能な構造となっている。

　2600mAのバッテリーを内蔵し、約2時間動作する。バッテリー残量が20％以下になるとアプリに通知が表示され、充電台まで1m以内の場所まで移動してボタンを押すと、充電台まで自走して充電を開始する。充電中でも360度回転してモニタリングが行える。

　本体サイズは120×102×100mm（幅×奥行×高さ）、重量は290g。交換用ベルト×2と充電台などが付属する。

　サンワサプライでは、子どもやペット、離れた場所に住む高齢者の見守り、夜間の防犯対策などでの用途を想定している。