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国内主要企業サイトの常時SSL対応は1割程度、欧州・北米が高い傾向に

 株式会社あとらす二十一は、世界・国内主要企業サイトの常時SSL(https)対応状況についての調査結果を発表した。フォーチュン誌「Global 500」2016年版に掲載された企業および「日経225」に選定された企業を対象に、PCによる目視調査を8月8~10日に行った。

 世界主要企業サイトのhttps完全対応率は2017年8月時点で30.4%(2016年5月時点の前回調査では17.0%)、http併用が18.0%、未対応が51.6%だった。

 国内主要企業サイトでは、https完全対応率が12.0%(前回調査では1.3%)、http併用が36.4%、未対応が51.6%。

世界主要企業サイト 常時SSL対応状況(前回調査との比較)
国内主要企業サイト 常時SSL対応状況(前回調査との比較)

 世界主要企業サイトの地域別https完全対応状況を見ると、欧州(146社)が47.3%、北米(145社)が44.1%と半数近くに上っている一方で、アジア(198社)は8.6%と1割に満たない結果に。

世界主要企業サイトの地域別 常時SSL対応状況

 国別ではドイツ(28社)が75%、オランダ(13社)が69%と高い。以下、米国(134社)が46%、スイス(15社)が40%、英国(26社)が35%、フランス(29社)が31%、カナダ(11社)が18%、日本(52社)が13%、中国(99社)が0%、韓国(15社)が0%。

世界主要企業サイトの国別 常時SSL対応状況