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世界初のRyzen搭載NAS「TS-x77」シリーズ3製品、テックウインドが12月8日に発売

 テックウインド株式会社は、NASでは世界で初めてCPUにAMD Ryzenシリーズを搭載した台湾QNAP Systems製のNASキット「TS-x77」シリーズ3製品を12月8日に発売する。店頭予想実売価格(税込)は、「TS-1277-1700-16G」(メモリ16GB)が59万8000円、「TS-877-1700-16G」(メモリ16GB)が49万8000円、「TS-677-1600-8G」(メモリ8GB)が36万8000円

 AMD Ryzen 7 1700(オクタコア、3.0GHz)を搭載するのは、3.5インチ×8、2.5インチ×4構成の12ベイNAS「TS-1277-1700-16G」、3.5インチ×6、2.5インチ×2構成の8ベイNAS「TS-877-1700-16G」の2製品。

 AMD Ryzen 5 1600(ヘキサコア、3.2GHz)を搭載するのは、3.5インチ×4、2.5インチ×2構成の6ベイNAS「TS-677-1600-8G」の1製品。

TS-1277-1700-16G
TS-877-1700-16G
TS-677-1600-8G

 各製品ともPCIeスロット×3(PCIe 3.0 x8、PCIe 3.0 x4、PCIe 2.0 x4)を装備。40GbE/10GbEカードや、NVMe SSD装着用カード、USB 3.1拡張カード、M.2 SSDと10GbEのコンボカードと言ったオプションを利用できる。このほか、SATA SSDを装着可能なM.2スロット×2も装備する。

 また、ギガビット対応のLANポート×4、10Gbpsのデータ転送が可能なUSB 3.1 Gen2のType-Aポート×1とType Cポート×1、USB 3.0ポート×6を備えるほか、ハードウェアアクセラレーションによる4KビデオのトランスコーディングとAES-NI暗号化に対応する。

 VMware、Citrix、MicrosoftのHyper-VおよびWindows ServerのiSER(iSCSI Extensions for RDMA)をサポートしており、Login VSIによるテストでは、TS-1277において同時に最大16台の仮想環境を実行できるとのこと。また、今後は単一のNAS上で複数の仮想QTSシステムを実行可能になるという。

 また、分散パリティとストライピングを掛け合わせたRAID 50や、さらにパリティを二重化したRAID 60もサポートする。

 本体サイズ(幅×奥行×高さ)と重量は、12ベイの「TS-1277」シリーズが369.9×319.8×234.6mmで11.55kg、「TS-877」シリーズが292.8×319.8×231.9mmで9.05kg、「TS-677」シリーズが224.9×319.8×231.9mmで7.7kg。