「DiXiM Media Server」正式版、Synology「DS218j」向けに提供

　Synologyは、DTCP-IP対応のメディアサーバーアプリ「DiXiM Media Server」正式版の提供を開始した。価格は8.5ドルで、現時点ではSynology製NASのうち「DS218j」でのみ利用できる。

　DiXiM Media Serverは、録画対応テレビやレコーダーで録画した番組データを、Synology NASにムーブ／ダビングしたり、PCやスマートフォン向けのDTCP-IP対応アプリで再生可能にするアプリ。Synologyと株式会社デジオンが共同開発している。

　空き容量が足りなくなった録画機器の転送先としてNASを活用できるほか、番組データ以外にも、NAS内の音楽、写真、ビデオをDLNAクライアントへ配信できる。

　DiXiM Media Serverは、10万件コンテンツをサポートする「CDS機能」に対応。音楽はアルバムアートを含むメタデータとともに配信可能。また、録画データは通常の共有フォルダーとして管理されるため、バックアップしておけば、HDDの故障時などにもデータの消失を避けられる。

　なお、条件を指定して、NASに録画データを自動ダウンロードするよう設定することも可能。（2017年12月18日付記事『Synology人気モデルの後継NAS「DS218j」登場　2500円差ならやっぱり新型！』参照）