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電力線で最大240Mbps、長距離通信が可能なマルチホップ機能搭載のPLCアダプター4製品、パナソニックが発売
2018年3月15日 14:01
パナソニック株式会社エコソリューションズ社は、長距離通信を可能にするマルチホップ機能を搭載したPLCアダプター4製品を3月21日より発売する。価格はいずれも2万9800円(税別)。
屋内専用の製品として、AC 100Vに対応するコンセントタイプの「WPN7011」と、AC 100Vと200Vに対応する端子台取り付けタイプの「WPN7012」の2モデル。ボックス内設置を想定した屋外用の製品として、AC 100Vに対応するコンセントタイプの「WPN7111」と、AC 100Vと200Vに対応する端子台取り付けタイプの「WPN7112」の2モデルがラインアップされる。
パナソニックが開発した「HD-PLC(High Definition Power Line Communication)」方式を採用しており、最大通信速度は240Mbps。使用周波数は2~28MHzで、AES 128bitの暗号化にも対応する。変調方式はWavelet OFDM。
マルチホップ機能は、「ITU-T G.9905」規格に準拠しており、最大10台までのホップが可能で、マスター1台あたり1024台までのターミナル接続と自動ルーティングに対応する。複数ターミナルを中継できるため、配線長が長い工場やビルなどで、設定作業なしにPLCネットワークの構築が可能としている。
4製品ともLAN、MASTER、PLCの各インジケーター、マスター/ターミナルの設定を切り替えるモード切替スイッチ、100BASE-TX対応のLANポート×1を備える。本体サイズ(幅×奥行×高さ)は72×122×30mm。