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ノートンモバイルセキュリティ、Wi-Fi接続時に警告を過剰に表示する不具合

 Android向けのセキュリティ対策アプリ「ノートンモバイルセキュリティ」において、Wi-Fiネットワークへの接続中に警告を過剰に表示する不具合が発生している。

 ノートンモバイルセキュリティには、暗号化が脆弱なネットワークまたはパスワードで保護されていないネットワークへ接続した際に警告を表示する機能があり、標準で有効となっている。

 今回の不具合は、この機能による警告が過剰に表示されるもの。接続中のWi-Fiネットワークが安全かどうかにかかわらず、「不明なサードパーティがこのネットワークを危険な状態にしているため、通信が見られたり改ざんされる可能性があります」との警告が表示される。

 また、「SSL復号化 攻撃者がこのネットワークを復号しようとしている」との内容も画面に表示される。シマンテックによれば、この表示は不具合によるもので、接続中のWi-Fiネットワークが危険な状態にあるわけではないとしている。

 このほか、通知バーにも「セキュリティが低下しているWi-Fiネットワーク データがリスクにさらされています」との警告が、また、ほかのアプリを使っているときにも「このネットワークでは個人のデータや通信が攻撃者に開示されます」との警告が表示される。

 シマンテックではこうした不具合が発生していることを把握しており、製品担当者は、「現在、本日内の修正を目指し対応中です」としている。

 なお、シマンテックでは、フリーWi-Fi接続時の通信を保護するVPNアプリ「ノートンWi-Fiプライバシー」をAndroid/iOS向けに提供している。