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「サイバーセキュリティ小説コンテスト」作品募集開始、大賞は賞金100万円&角川スニーカー文庫で書籍化

 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は、サイバーセキュリティをテーマにした小説を募集するコンテストを実施する。プロ・アマ、年齢、性別、ジャンルを問わず参加可能で、募集期間は8月31日12時まで。なお、応募には株式会社KADOKAWAが運営する小説投稿サイト「カクヨム」の会員登録が必要。

 作品形式は、日本語で記述されたオリジナル作品(一次創作)で、本文は10万文字以上16万字以下であることが条件。1人2作品以上の応募も受け付けており、長編、連作短編など小説の形式は不問としている。応募作品は、カクヨムの小説投稿ページにあるコンテストの応募欄で「サイバーセキュリティ小説コンテスト」を選択することで登録可能。カクヨム上ですでに公開している作品についても同コンテストに応募できるとしている。

 コンテストの中間発表は10月、最終選考結果発表は12月を予定。選考委員は、有識者、角川スニーカー文庫編集長、スポンサー賞提供社より代表者各1名、内閣サイバーセキュリティセンターより代表者1名。応募された作品の中から、読者選考によるランキングも参考に最終選考対象作品としてエントリーされる。最終選考では選考委員が大賞作品を選定し、2019年3月の表彰式で発表する予定。

 賞金100万円と角川スニーカー文庫での書籍化のチャンスが与えられる大賞のほか、記念品が授与される「マイクロソフト賞」「サイボウズ賞」「日立システムズ賞」などのスポンサー賞が用意されている。

 なお、コンテスト応募者を対象とした説明会が東京都内で5月13日に開催される。説明会では名和利男氏(サイバーディフェンス研究所)、加藤雅彦氏(長崎県立大学)、河野葉月氏(カクヨム編集長)らによるパネルディスカッションなども行われる予定。

 同コンテストの後援はサイバーセキュリティ戦略本部(内閣サイバーセキュリティセンター)が務める。協賛は日本マイクロソフト株式会社、サイボウズ株式会社、株式会社日立システムズ、株式会社シマンテック、トレンドマイクロ株式会社、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)、株式会社ベネッセインフォシェル。

コンテストのポスターに使われるキービジュアルは、「ノブナガン」「エリア51」などの作品を手掛ける漫画家・久正人先生が担当