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電車やバスにシェアサイクルも組み合わせて経路検索できるサービス「mixway(仮)」

札幌で実験提供

 電車やバスなどの公共交通機関に加え、シェアサイクルも交通手段に含めて経路検索できる国内初というサービス「mixway(仮)」の実証実験が、5月22日から8月31日まで札幌市で行われる。経路検索サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所と、札幌市でシェアサイクル「ポロクル」を運営する認定NPO法人ポロクルが実施するもの。

 駅すぱあとをベースにした公共交通機関とシェアサイクルとの複合経路検索サイトをベータ版として公開。シェアサイクルのポートがある場所や各ポートの空車・満車情報がリアルタイムで分かるマップ機能もあわせて提供し、「電車やバスとシェアサイクルを組み合わせた経路を知りたい」「シェアサイクルを借りられる/返却できるポートがどこにあるのか分からない」といった声に応える。

 ポロクルは、札幌市内中心部に40カ所以上のポートを設置し、350台のシェアサイクルを提供。登録会員・観光利用者は2万5000人以上に上るという。

 ヴァル研究所では「従来の乗換案内サービスのインターフェースを踏襲し、経路案内の中で自然にシェアサイクルを組み込むことで、これまでシェアサイクルを知らなかった方にもシェアサイクルを認知させ、人々の行き方の幅を広げる」と説明。今回の実証実験により、複合経路検索サービスの有用性や同サービスによるシェアサイクルの利用促進効果などを検証する。