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QNAP、新筐体採用の10GbE対応9ベイNAS「TS-963X」「TVS-951X」「TS-932X」

 QNAP Systemsは、3.5インチベイ×5、2.5インチベイ×4を備える新筐体を採用し、10GbEに対応するNASキット3製品「TS-963X」「TVS-951X」「TS-932X」を発表した。

 TS-963XはAMD GX-420MC(クアッドコア、2.0GHz)、TVS-951XはIntel Celeron 3865U(デュアルコア、1.8GHz)、TS-932XはARM Cortex-A57互換のAmazon Alpine AL-324(クアッドコア、1.7GHz)をCPUに採用。いずれもメモリは2GBと8GBのモデルをラインアップする。

 QNAPでは、2.5インチベイはSSD搭載用と位置付けており、アクセスの優先度に応じてNAS格納データを自動階層化する「Qtier」テクノロジーにより、特にランダムアクセスのワークフローを改善するとしている。

「TS-963X」「TVS-951X」「TS-932X」とも同一の筐体を採用

 TS-963XとTVS-951Xは10GBASE-T×1ポートとギガビット対応の有線LANポート×1、TS-932Xは10GbE SFP+×2ポートとギガビット対応の有線LANポート×2を備える。

 また、いずれも本体前面にUSB 3.0×1ポートを装備するほか、TVS-951XはUSB 3.0×3ポートとHDMI×1、TS-963XはUSB 3.0×1ポートとUSB 2.0×2ポート、TS-932XはUSB 3.0×2ポートを背面に装備する。

TS-963Xの背面
TVS-951Xの背面
TS-932Xの背面

 3製品とも内蔵512MBフラッシュメモリにOS「QTS 4.3.4」を搭載しており、TS-963XとTVS-951Xは1024、TS-932Xは64(2GBメモリ時)または256(4GB以上メモリ時)までのスナップショットを保存できる。

 本体サイズはいずれも225×224×182mm(幅×奥行×高さ)、重量は3.53kg。