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ガンダムの“ハロ”と会話できるAIロボット、バンダイが13万8000円で7月下旬に予約開始

ガンシェルジュ ハロ

 株式会社バンダイは、会話AI機能搭載のコミュニケーションロボット「ガンシェルジュ ハロ」を同社通販サイト「プレミアムバンダイ」にて7月下旬より予約受付を開始する。価格は13万8000円(税別)。なお、出荷予定日は未定。

 ガンシェルジュ ハロは、アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するマスコットロボット「ハロ」の特徴を再現したコミュニケーションロボット。目と口にLEDを内蔵しており、色や点滅で表情を演出。本体を前後左右に揺らしたり、話す人の方向に向きを変えるなどの“愛らしい”動きを再現するほか、音声合成によりハロの声でさまざまな言葉を話すのが特徴。ハロの声を担当するのは声優の新井里美さん。

会話に合わせて前後左右に揺れたり、話し掛けられた相手の方向に向きを変える

 搭載された会話AI機能により、機動戦士ガンダムに関する会話や質問、クイズを楽しめる。ユーザーの発言を音声認識して会話AI機能で意味と意図を分析し、ハロの声でデータベースから最適な回答を返すという。「キャラクターの台詞や忘れられないシーンなど、ガンダムの基本から踏み込んだ内容まで、作品にまつわるさまざまな会話を存分に楽しむことができる」としている。

 なお、会話AI機能に利用するサーバーとの接続には本体の無線LAN機能を使用する。サーバー利用料は初期ロットの出開始荷月から12カ月間は無料の予定。

会話例
2017年10月に行われた「CEATEC JAPAN 2017」にて展示されていた試作品。「ザクについて教えて」と質問すると「ザク、ジオン軍のMS」と答えたり、「今日はシャアの話がしたいな」と話しかけると、関連した内容の会話を続けてくれる。作品に関するクイズが出題されることもあるが、不正解だった場合でも、答えを教えてくれる仕様になっていた

 このほか、Bluetoothスピーカー機能やアラーム機能を搭載。専用のスマートフォンアプリで本体設定などを行う。

 本体サイズは直径約19cmで、重さは約1.25kg。手足はボディに内蔵しており、手動で手足を出した状態でディスプレイすることもできる。電池は内蔵型の充電池を使用しており、充電用のクレイドルが用意されている。

手足は本体に内蔵する
手足を出した状態でディスプレイ可能

 ガンシェルジュ ハロは、バンダイナムコグループが取り組むITエンターテインメントサービス「BN・Bot PROJECT」の第1弾サービスとして展開される製品。ハロが“もし現代に存在していたら”をテーマに、日本アイ・ビー・エム株式会社が会話AI機能の開発、VAIO株式会社がハロ本体の機構、回路設計および生産を担当している。2017年10月に行われた「CEATEC JAPAN 2017」にて試作品が展示されていた(2017年10月2日付関連記事ガンダムの“ハロ”が会話できるAIロボットに、バンダイナムコがCEATEC JAPANにてデモを披露)。