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家庭用カッティングマシンで業界初、紙・布の厚みを検知して刃の出量・圧を自動調整、ブラザーが新機種「ScanNCut DX」発売

ScanNCut DX「SDX1000」
ScanNCut DX「SDX1200」

 ブラザー工業株式会社とブラザー販売株式会社は、紙や布などを切り抜きたい形に自動的に切り抜いてくれるカッティングマシン「ScanNCut(スキャンカット)」シリーズの新製品として、「ScanNCut DX」2機種を10月中旬に発売する。カットする素材の厚みを検知し、刃の出量とカット圧を自動で調整する「自動ブレード調整機能」を搭載したのが特徴。ブラザーによれば、この機能を搭載した製品は、家庭用カッティングマシン市場では業界初(2018年7月現在)だという。市場想定価格(税別)は、スタンダード機種「SDX1000」が5万9800円、上位機種「SDX1200」が7万9800円。

 カットできる素材は、紙、薄い布、フェルト、PPシート、ウレタンフォームで、厚さは最大3mmまで。従来機種の1.5mmよりも厚い素材に対応した。また、従来機種では、刃の出量などを素材や厚みに合わせて手作業で調整する必要があったが、新たに搭載した自動ブレード調整機能により、正確なカットを簡単に行えるようになったとしている。

 切り抜く形は、ScanNCut DX本体に内蔵している模様データや、ScanNCut DXでスキャンしたイラストなどの図柄のほか、専用ウェブサービス/Windowsソフト「キャンバスワークスペース」で編集したデータや、Illustratorなどで作成したSVGデータなどを、USBメモリやUSBケーブル、無線LAN経由で読み込んで使用できる。

 2機種は、カッティングマシンとしてのハードウェア性能は同じだが、本体メモリ容量などが異なっており、SDX1000では内蔵している模様データが682種、フォントが9種なのに対して、SDX1200では模様データが1303種、フォントが17種。このほか、SDX1200では.pes/.phc形式の刺しゅうデータにも対応する。

 スキャンの最大オブジェクト読み読み容量にも差があり、SDX1000が最大600オブジェクトなのに対して、SDX1200は900オブジェクト。また、スキャンできる最大サイズが、SDX1000では幅296mm・長さ298mmまでなのに対し、SDX1200では、オプションの24インチロングカッティングマット(弱粘着タイプが3200円、強粘着タイプが3400円)を使用することで、長さ603mmまでスキャン可能。

 SDX1000/SDX1200ともに、本体サイズは531×215×173mm(幅×奥行×高さ)、重さは約6.5kg。自動ブレード調整機能に対応した替え刃は2000~3000円で、薄い布用・圧物用などの種類がある。

ScanNCut DX「SDX1000」
ScanNCut DX「SDX1200」

 ScanNCut DX本体の発売とあわせて、ロール状の素材をカットできる新アクセサリー「ロールフィーダー」(8500円)および「ロールフィーダーカッター」(1000円)も発売する。ロール状の剥離紙が付いたカット用シートをそのままセットし、長尺のデザインや大量の模様を一度にカットできるとしている。

ロールフィーダー
ロールフィーダーによる作例