ニュース

Windows用「カスペルスキー インターネットセキュリティ」最新版、不審なブラウザー拡張機能をブロックする機能など

 株式会社カスペルスキーは27日、Windows用のセキュリティソフト「カスペルスキー インターネットセキュリティ」の最新版(バージョン2019)の提供を開始した。Windows用の個人向け総合セキュリティソフト「カスペルスキー セキュリティ」に含まれる製品で、カスペルスキーインターネットセキュリティ(Windows版)を含む同ソフトの価格は、ダウンロード版1年1台が3980円(税込)など。

 機能面では、ソフトの脆弱性を悪用した攻撃を検知し、端末への攻撃をブロックする「ソフトウェアクリーナー」を強化。「PCクリーナー」へと名称を変更し、新たにウェブブラウザーの拡張機能も検査対象に追加した。ユーザー情報を外部に送信したりウェブブラウザーの設定を変更する拡張機能を検知して、情報流出などの被害を防ぐとしている。

 また、検知対象のオブジェクトのカテゴリーの選択や、分析実行スケジュールの設定、迷惑アプリを報告するレポート機能も追加された。

「PCクリーナー」実行画面と検知するオブジェクトのカテゴリー

 PCにインストールされたソフトウェアを常に最新の状態にする「ソフトウェアアップデーター」では、アップデート頻度を指定できるようになった。

 ポップアップ広告やバナー広告をブロックする機能も強化されている。フィルターベースのブロック機能に対応し、ウェブサイトのコンテンツと関係のない迷惑広告をブロックしたり、ウェブサイトの言語別に広告の表示/非表示を設定できるようになった。

バナー広告対策の設定画面とフィルターのリスト

 ユーザーインターフェースも改良し、操作性が向上した。また、日々配信される定義データベースの更新データサイズを約半分に圧縮することで、製品のメモリ使用量を10%削減した。

メイン画面
機能ごとに整理された便利ツール画面