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アイ・オー初の屋外用ネットワークカメラ「Qwatch TS-NA220W/TS-NA220」発売

 株式会社アイ・オー・データ機器は、ネットワークカメラ「Qwatch」シリーズの新製品として同社初の屋外用モデルとなるWi-Fi対応の「TS-NA220W」と、PoE対応の「TS-NA220」の2製品を10月中旬に発売する。価格(税別)はいずれも3万3000円。また、PoE対応の屋内用モデル「TS-NS210」も2万7700円で発売する。

 TS-NA220WはIEEE 802.11n/g/b、一方のTS-NA220は、有線LANケーブルからの給電が可能なIEEE802.3af準拠のPoEに対応する。いずれも屋外設置に対応し、IP65準拠の防水・防塵性能を備える。

 TS-NS210も含め、水平約125°、垂直約69°の画角となる200万画素カメラを搭載。H.264のフルHD(1920×1080ドット)の動画を記録可能。赤外線LEDも搭載しており、周囲の明るさを認識して自動的に暗視モードに切り替えることも可能。

 200万の画素数は、従来モデル「TS-WRLP」と同じだが、今回の製品では映像の見た目を意識してチューニングを行ったとのこと。搭載するレンズや映像処理を担うSoCも異なるため、映像がより高精細になっている。

 本体にはマイクとスピーカーを搭載。Android/iOS向けアプリ「QwatchView」では、被写体との通話も可能。また、動体・音声検知により録画を開始したりメールや通知を行う機能も備える。

 多段ルーター環境でも外出先からアクセスが行える「リモートリンク3」に対応し、PCからはウェブブラウザーやアプリ「Qwatch Monitor」で映像を視聴できるが、音声などでのやり取りには非対応。

 初期設定では、パスワード変更が必須となっており、変更しないと映像をかくにんできない仕様だという。また、通信は独自方式で暗号化されている。

 リアルタイム視聴用と記録用に、解像度やビットレートなどの動画フォーマットを個別のプロファイルとして設定できる。映像は、microSDカードや、同一ネットワーク以上の同社製NAS「LANDISKシリーズ」へ記録可能。

 本体サイズは共通で、65×49×110mm(幅×奥行×高さ)、重量160g。いずれも100BASE-TX対応の有線LAN×1ポートと、microSDカードスロット×1を装備。専用のスタンドが付属し、落下防止用ワイヤー取付穴やスタンド固定用ねじ穴を搭載する。