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NEC Atermの売れ筋Wi-Fiルーターがモデルチェンジ、8000円台の「WG1800HP4」と5000円台の「WG1200HS3」
2018年10月4日 11:00
NECプラットフォームズ株式会社は、IPv6に対応するIEEE 802.11ac/n/a/g/b対応Wi-Fiルーター2製品を10月11日に発売する。予想実売価格(税別)は、「Aterm WG1800HP4」が8000円台後半。「Aterm WG1200HS3」が5000円台後半。
IPv6 IPoE/IPv4 over IPv6への対応やハイパワーアンテナ採用でネット接続がより快適に
2製品とも普及価格帯の売れ筋であるスタンダードモデル。WG1800HP4は、3ストリームのIEEE 802.11acに対応するWG1800HP3の後継で、最大通信速度は5GHz帯接続時で1300Mbps、2.4GHz接続時は450Mbpsとなる。一方のWG1200HS3はWG1200HS2の後継で、5GHz帯接続時は867Mbps、2.4GHz接続時は300Mbps。こちらはMU-MIMOにも対応する。
新たに、IPv6 IPoEおよびIPv4 over IPv6によるインターネット接続に対応したのが特徴。NTT東西が提供する「フレッツ光ネクスト」のIPoE IPv6接続サービスや、日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)が提供するMAP-E方式採用の「v6プラス」、IIJなどが提供するDS-Lite方式採用の接続サービスなどが利用でき、混雑ポイントを回避することで遅延しにくいインターネット接続を利用できる。
また、ノイズを削減した上で制御を最適化し、一定の電波強度以上となる電波カバー範囲を拡大する「ハイパワーシステム」も採用しており、より広い範囲で快適なWi-Fi接続が行える。
既発売のプレミアムモデルと同等、高速化技術「IPv6 High Speed」にも対応
IPv6 IPoEおよびIPv4 over IPv6への対応や、ハイパワーシステムの採用は、今年4月発売のプレミアムモデル3製品「WG2600HP3」「WG1900HP2」「WG1200HP3」で、同社製品で初めて対応した機能。この3製品が備えるバンドステアリングと、動作中のオートチャネルセレクトには対応しない。
さらに、4月発売の3モデルがファームウェアアップデートで対応予定とされていて、同社独自技術により通常のIPv6接続より通信速度を高速化する「IPv6 High Speed」にも、発売当初より対応する。
このほか、Wi-Fiアクセスポイントに機器が接続した際にスマートフォンへ通知したり、接続機器の一覧や各機器の詳細な情報を表示できる「見えて安心ネット」と、WPSに対応した既存のWi-FiアクセスポイントからSSIDや接続パスワードを移行できる「Wi-Fi設定引っ越し」の各機能を搭載している。
背面に搭載する有線ポートはいずれもギガビットに対応。WG1800HP4はWAN×1ポート、LAN×4ポート、WG1200HS3はWAN×1ポート、LAN×3ポートを搭載する。筐体は縦置きと横置き、壁掛けに対応する。本体サイズ(幅×奥行×高さ)と重量は、WG1800HP4が約33×110×169.5mmで約0.4kg、WG1200HS3が約33×97×146mmで約0.2kg。
【記事追記 10月5日12:18】
有線LANポートに関する記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
誤: 背面に搭載するWAN×1ポート、LAN×4ポートは、いずれもギガビットに対応。
正:背面に搭載する有線ポートはいずれもギガビットに対応。WG1800HP4はWAN×1ポート、LAN×4ポート、WG1200HS3はWAN×1ポート、LAN×3ポートを搭載する。