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IPv6通信を高速化する謎技術、ついにAtermへ実装! NECの「IPv6 High Speed」対応ファームウェア、Wi-Fiルーター3機種向けに公開
2018年10月15日 10:00
NECプラットフォームズ株式会社は15日、Wi-Fiルーター「Atermシリーズ」のプレミアムモデル3製品「WG2600HP3」「WG1900HP2」「WG1200HP3」において、IPv6の通信をより高速で快適にする「IPv6 High Speed」に対応するファームウェアの提供を開始した。
NECプラットフォームズによれば、IPv6 High Speedは「通常のIPv6通信と比較して大幅なスピードアップが期待できる」独自技術のブースト機能。スマートフォン/タブレットなどで動画を同時視聴したとき、従来より安定して再生できるほか、大量の写真や動画などのアップロードやダウンロードも快適になるという。
IPv6 High Speedへの対応は4月の時点で発表され、同社製品では初めてIPv6 IPoEやIPv4 over IPv6に対応した3製品向けに、ファームウェアが今秋提供されることが予告されていた。特に首都圏を中心として、通信が混雑する時間帯などに、これを回避できるため、快適な高速通信を実現できる。ただし、環境によっては、明確な違いが得られない場合もあるとされている。
なお、最新ファームウェアでは、一部の利用環境で通信の安定性を向上したほか、WG1900HP2とWG1200HP3では、セキュリティ面も向上するという。
また、10月11日に発売されたWi-Fiルーターのスタンダードモデル2製品「WG1800HP4」と「WG1200HS3」は、発売当初からIPv6 High Speedに対応している。