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Wi-Fiルーター「Aterm」2機種に脆弱性、LAN内から任意のコマンドを実行可能

 NECプラットフォームズ株式会社が発売したWi-Fiルーター「Aterm WG1200CR」「Aterm WF1200CR」に4件の脆弱性があるとして、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が注意を喚起している。

 影響を受けるファームウェアのバージョンは、Aterm WG1200CRが1.0.1以前、Aterm WF1200CRが1.1.1以前。脆弱性修正済みファームウェアの適用が推奨されており、各製品のサポートページからダウンロードできる。

 共通脆弱性評価システムCVSS v3のスコアは、情報漏えいの脆弱性「CVE-2018-16192」と格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2018-16193」が4.4、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2018-16194」が6.8、UPnPのSOAPインターフェイスにおけるOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2018-16195」が8.8。

 最もスコアの高いCVE-2018-16195は、UPnP機能を利用して製品に不正なパラメーターを読み込ませることで、任意のOSコマンドが実行される可能性のあるもの。

 このほか、悪意ある第三者のアクセスにより、任意のスクリプト(CVE-2018-16193)やOSコマンド(CVE-2018-16194)が実行されてしまったり、登録情報が取得(CVE-2018-16192)されてしまう可能性があるが、いずれの脆弱性を悪用するにも、ローカルネットワーク側から管理画面にアクセスする必要がある。

「Aterm WG1200CR」
「Aterm WF1200CR」

【お詫びと訂正 15:58】
 記事初出時、対象製品の型番に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

 正:「Aterm WG1200CR」「Aterm WF1200CR」

 誤:「Aterm WG1200HP」「Aterm WF1200HP」