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リコー、段ボールなどの上をスライドさせて印刷する、手のひらサイズのプリンター「RICOH Handy Printer」発売

「RICOH Handy Printer」。本体カラーは、ブラック/レッド/ホワイトの3種類

 株式会社リコーは、段ボールや封筒など、通常のプリンターでは対応できない物に印刷できる、手のひらサイズのプリンター「RICOH Handy Printer」を4月17日に発売する。オープンプライスだが、直販サイトでは5万円程度での販売を予定している。

 段ボールや封筒、荷物のタグなどの上で、Handy Printer本体を手でスライドさせることで、文字やイラスト、QRコードやバーコードなどを印刷できる。モノクロのインクジェット方式で速乾性のインクを用いており、印刷された文字はにじみにくい。解像度は600×600dpi。

封筒などの上で「RICOH Handy Printer」をスライドさせると文字などが印刷できる

 印刷できる幅は、文字の場合は32ポイント×1行または6ポイント×5行、QRコードは12.7mm、バーコードは13.5mmが目安となっている。また、この幅を超えるイラストなどの場合には、Handy Printerをずらしながらスライドさせることで対応できる。

 このように、何回も往復させても正確に文字やイラストが印刷されるように、本体にはローラーや位置を把握するセンサーが付いている。本体サイズは46×121×81mm、重量は315g。本体にはバッテリーが内蔵されており、2時間程度の連続稼働ができる。

 Handy Printerで印刷するには、AndroidアプリまたはWindowsソフト「Handy Printer by RICOH」が必要。印刷したい文字やイラストを同アプリ/ソフトを使って作成し、BluetoothまたはUSBケーブルでHandy Printerに転送すると印刷できる。

 なお、Android/Windows向け開発キットの公開も予定されており、自社のアプリにHandy Printerの印刷機能の組み込みなどが可能だ。