声で操作できるWi-Fiカメラ「Kasaカメラ Pro KC120」発売、Echo Spot/Showなどから映像を確認可能

　ティーピーリンクジャパン株式会社（TP-Link）は、留守宅や離れた部屋、ペットなどの見守り用途に活用できるWi-Fi接続のネットワークカメラ「Kasaカメラ Pro KC120」を5月28日より販売する。想定価格は9980円（税込）前後。同社製品として日本初となる、スクリーン付きスマートスピーカーに対応したスマートカメラ製品だという。撮影映像を「Echo Spot」「Echo Show」などから確認できる。

　カメラの視野角は130度で、最大解像度・フレームレートは1920×1080ピクセル・30fps、動画圧縮方式はH.264。広角で1080pの高画質映像を録画・ストリーミングでき、Android/iOS対応のKasaアプリから視聴できるほか、Amazon AlexaやGoogle Assistant、IFTTTとも連携可能。例えば、Amazonのスクリーン付きスマートスピーカーであるEcho Spot/Echo Showに「リビング見せて」などと話し掛けることで、その場所に設置したKC120の映像を表示するといった使い方ができる。Amazon Fire TVとGoogle Chromecastにも対応する。

　KC120にはマイクとスピーカーも内蔵しており、Kasaアプリとの間で双方向通話が可能だ。また、暗闇では自動的にナイトビジョンモードに切り替わり、最大10メートルの範囲の音・動作を検知するセンターも備えている。留守宅などで音・動作を検知した際に即座にKasaアプリに通知し、外出先からリアルタイムに映像を確認できるようになっている。

　撮影した映像を録画しておける無償クラウドストレージも用意されている。容量は1GB（4時間の1080p動画を保存可能）で、保存期間は最大2日間。さらに有償プランとして、容量14GB（同60時間）で、保存期間が最大14日間の「プラスプラン」、容量30GB（同128時間）で、保存期間が最大30日間の「プレミアムプラン」も提供する。カメラ1台あたりの料金（税別）は、プラスプランが月額500円または年額5000円、プレミアムプランが月額800円または年額8000円。

　KC120の購入者はプレミアムプランを30日間試用できるが、5月28日から10月1日までの「プレミアムクラウドプラン使い放題キャンペーン」期間中は、購入日から10月1日まで無償でプレミアムプランを利用可能だ。

　なお、録画映像は128ビットAES暗号化とSSL/TLSによって保護しており、クラウドストレージはAWSを利用することでセキュリティを確保しているという。

　KC120の大きさは79×79×136.73mm（幅×奥行×高さ）、重さは240g。アングル可変式のスタンドの底部には磁石が付いており、平らな金属面に簡単に設置できるほか、付属の設置キットで壁などに固定することも可能だ。電源供給はMicro USB経由で、電源アダプターが付属。Wi-Fi規格は、5/2.4GHz帯のIEEE 802.11ac/n/g/bに対応している。