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TP-Link、Wi-Fi接続のコンセント直結型スマートプラグ「HS105」

スマートフォンアプリや音声で家電製品をコントロール

 ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-Link)は、スマートフォンアプリや音声で家電製品をコントロールできるWi-Fi接続のコンセント直結型スマートプラグ「HS105」を3月下旬に発売する。市場想定価格は4500円前後(税込)。

 HS105は、スマートフォンアプリ「Kasa」で、本体のコンセントに接続した出力14Aまでの家電製品をオン/オフしたり、タイマー設定を行うことができるスマートプラグ。ほかのIoT製品では必要となる場合が多いコントロールハブなどの追加機材が不要な点や、コンセントの口をふさがないコンパクトなデザインも特徴。

 Amazon AlexaやGoogleアシスタントにも対応しており、音声でのコントロールも可能となっている。例えば、明るさのパーセンテージを音声で伝えて調整することなども可能。

 これにより、外出から戻った際に外からスマートフォンで室内の照明を点灯したり、入室してから音声で家電製品の電源をオンにすることができる。ティーピーリンクジャパン株式会社の斎藤太郎氏(プロダクトマネージャー)は、「生活スタイルに応じたスケジュールや、複数デバイスの一括管理などが可能」とした。

 斎藤氏は、「つなげるものがなく、スマートスピーカーの使い道を探しているユーザーなどが、低い初期投資で気軽につなげる」とその特徴を述べた。このほか、家電製品を無作為にオン/オフすることで、長期間自宅を開ける際に誰かがいることを装える「おでかけモード」や、リアルタイムで消費電力をチェックできる機能なども備える。

ティーピーリンクジャパン株式会社の斎藤太郎氏(プロダクトマネージャー)

 Wi-Fiは2.4GHz帯のIEEE 802.11n/g/bに対応する。本体サイズは(幅×奥行×高さ)は66×40×42、重量は85g。

 また製品発表会では、Wi-Fiに直接接続可能なスマート電球「LB110」「LB130」も紹介された。こちらも、スマートフォンの「Kasa」アプリから細かい操作が可能なほか、スマートスピーカーによる音声コントロールも行える。

スマート電球「LB110」(左)と「LB130」(右)、夏ごろの発売を目指しているという
LB110の調光機能。例えば「日の出や日没に合わせて光の強さを調整できるため、起床や就寝に最適」(斎藤氏)
LB130では明るさに加え、光の色合いを1600万色の中から変更できる