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IPoE接続で固定IPv4アドレスを1個付与、インターリンク「ZOOT NATIVE」で新プラン提供

1回線あたりのポート制限なし

 株式会社インターリンクは、IPoE方式のインターネット接続サービス「ZOOT NATIVE」にて、新プラン「ZOOT NATIVE IPv4固定IP1個」を6月1日より提供する。フレッツ光のIPoE接続においてIPv4の固定IPアドレスを1つ割り当てるプランで、利用料金は月額2200円(税込)。最大2カ月間の無料体験期間がある。申し込みはウェブで行い、即日、利用開始できる。

 主な利用目的として、インターリンクでは、グローバルIPv4アドレスを必要とするオンラインゲーム、テレワークにおけるVPN接続、ウェブサーバーの運営を挙げている。1回線あたりのポート制限がなく、65535ポート利用できるのも特徴だ。

 これに対して月額1100円(税込)のZOOT NATIVE通常プランでは、ユーザー間でIPアドレスを共有し、1回線あたり1024ポートだった。

 ZOOT NATIVE IPv4固定IP1個プランを利用するには、IPv4 over IPv6技術(IPIP方式)に対応したエレコムやヤマハ、NECなどのルーターをユーザーが用意する必要がある。NTT東西がフレッツ 光ネクストの加入者に提供しているホームゲートウェイ(HGW)がIPv4 over IPv6技術(DS-Lite方式)に対応しているが、インターリンクによると、現状においてZOOT NATIVEは同HGWには対応していないとしている。

 また、大量のトラフィックが発生した際には公平制御により帯域が制限される、DNS逆引きは対応していない、OP25B(Outbound Port 25 Blocking)によりメールの送信が制限されるという制約がある。

【お詫びと訂正 2020年6月10日 18:50】
 記事初出時、ZOOT NATIVE IPv4固定IP1個プランで利用できるルーターについての説明に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

誤:DS-Lite方式に対応したエレコムやヤマハ、NECなどのルーター
正:IPv4 over IPv6技術(IPIP方式)に対応したエレコムやヤマハ、NECなどのルーター

 なお、具体的な機種名については、インターリンクのFAQページにリストアップされています。