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note、リアルイベントスペース「note place」を東京・青山に開設

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」

ホール

 note株式会社は6月16日、イベントスペース「note place」(渋谷区神宮前3-1-30 Daiwa青山ビル2F)を開設する。同社が運営している個人向けのコンテンツ配信サービス「note」のクリエイターとファンの関係を深める場、クリエイターの発信拠点として開設された。

 noteは、文章、写真、イラスト、音楽、映像などのコンテンツが公開できるサービス。ブログやSNSの要素もあるが、個人がこれらのコンテンツを販売することに注力しているのが特徴だ。note placeは、noteのイベントスペースということもあり、クリエイターとファンが交流することで「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」という目的がある。

 note placeの特徴として、1)あたらしい時代に最適な3種の会場、2)充実のオンライン配信設備、3)キッチン・調理器具完備、2)好アクセスの立地――の4点が挙げられる。

 note placeには、通常時は200人が収容できるホール、キッチンとラウンジ、3人が座れる長机が用意されたスタジオの3つの会場があり、イベント、発表会、パーティー、展示会、ワークショップ、記者会見、企業とユーザーのコミュニケーションの場としての利用が想定されている。

 また、少人数で会議が出来るミーティングルームが3つある。

キッチンを完備したラウンジ。キッチンでの調理のライブ中継もできる
ミーティングルームの例
ミーティングルームの例

 オンラインの配信設備としては、カメラ、照明、インターネット接続、移動式ホワイトボード、プロジェクター 、ワイヤレスマイク 、各種ケーブル、各種スタンド、エンコーダー、スイッチャー、映像信号コンバーター、ステレオ、三脚などライブ配信のために必要な機材やインフラが整っている。

 ラウンジと一体化したキッチンには調理器具が完備されており、ラウンジで食べる料理を作るほかに、調理の様子も配信できるようになっている。

スタジオ

 note placeは、東京メトロ銀座線・外苑前駅から徒歩5分という場所に立地しており、アクセスしやすい場所となっている。

 利用料金は、ライブ配信をnote place側に全てお任せできる「配信お任せプラン」はホールが60万円(料金は税別、以下同じ)、スタジオが30万円。配信時間は2時間までで、準備と撤収は最大4時間としている。施設のみの利用の「会場のみ利用プラン」は、ホールは1時間12万円、スタジオは1時間3万円となっている。

 note代表取締役CEOである加藤貞顕氏は、「現在、社会活動が制限されていますが、人と人とのつながりの大切さが再確認された状況でもある」として、note placeは「新時代に対応した、表現活動のためのあたらしいツールとして、みなさんにご活用いただければ幸い」だとしている。

 なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため、オープン後しばらくは「東京都感染拡大防止ガイドライン」に則り運営する。具体的には、来場時のマスクの着用、ホールの収容人数を50名に制限するなど座席同士の距離、当日の検温、来場者の連絡先把握などが示されている。