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トランシーバー感覚のクラウド録画カメラ「Safie Pocket2」、155gと軽量ながらバッテリーとLTEを内蔵

 クラウド録画型のカメラサービス「Safie」を提供するセーフィー株式会社は1日、"トランシーバー感覚"を掲げるクラウド録画カメラの新型モデル、「Safile Pocket2」の提供を開始した。

 主な用途として、建築現場の作業員などが胸ポケットのあたりに取り付けて使用することを想定。医療現場での遠隔診療にも使用できる。

 電源を入れ、カバーを下すだけで録画開始。事務所にいる管理監督者が現場の様子を見ながら、作業員とリアルタイムに双方向通話できるとしている。

 Safie Pocket2のカメラ本体は、大きさが55×84×30mm(幅×高さ×奥行)、重さが約155gで、IP67の防塵・防水性能を備える。画角は水平120°、垂直86°で、映像の解像度は100万画素(スナップショットは200万画素)、バッテリー内蔵で最大8時間の連続稼働が可能。通信は、LTE内蔵で直接でクラウドに映像を送る仕組みとなるが、IEEE 802.11 ac/n/a/g/bのWi-Fiにも対応する。

 Safie Pocketのサービスでは、最短24カ月からの長期レンタルプラン(24カ月未満で解約の場合解除料発生)と最短1カ月からのレンタルプランが用意されている。

 長期レンタルプランは、初期費用は無料。月額費用1万5000円で、レンタルプランは、初期費用が1万5000円、月額費用2万5000円(いずれも税別)。NTTドコモ網のMVNOによるSIMカード、データ通信費用も月額料金の中に含まれている。

 カメラ本体のほか、Bluetoothヘッドセット、三脚アダプター、DC5V/2AのACアダプター×2、充電器、取り付け用クリップ、USB Type-Cケーブルやクラウド録画サービスがセットになっている。

作業着の胸ポケットに取り付けた状態
本体横の撮影ボタンでスナップショット撮影可能

 なお、リアルタイム双方向通話機能では、クラウド録画サービスのウェブ管理画面のビューアーで現場の映像を見ながら作業者と会話ができる。撮影した動画・写真は「Safieクラウド」に30日間分保存され、あとから見返すことも可能だ。

 通話機能はカメラ本体とPC上のウェブ管理画面との間で行うことが可能で、カメラ同士の通話には対応していない(スマートフォン・タブレット対応は開発中)。

 常時録画中に、その場でフルHDサイズの静止画を撮影できるスナップショット機能も備えており、会話しながら必要なシーンを記録できる。GPS情報も埋め込み可能だ。

 撮影した静止画は、ウェブ管理画面から確認可能で、工事のエビデンス・報告資料に活用できるとしている。