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仮想ホワイトボードのあるクラウドワークスペース「Strap」、グッドパッチが正式版サービス提供開始

「Strap(ストラップ)」

 株式会社グッドパッチは、クラウドワークスペース「Strap(ストラップ)」の正式サービスを提供開始した。オンライン上に展開された仮想ボードに図形や文字を書いたり、付箋やアイコンを貼ったりして情報を共有できるサービスだ。これまでパブリックベータ版として提供されていたが、正式版ではユーザーごとの権限の設定ができるようになったのが大きな違いだ。利用料金は個別見積もりで、年間契約で月額2万円程度から。

 これまでStrapは、参加者全員が共有できるスペースだけだった。正式版では、個人の作業スペースとチームで作業できるスペースが分けられるようになるなど、権限が設定できるようになった。例えば、共有のスペースに書き込む前に個人の考えをまとめるスペース、チームやプロジェクト単位で閲覧権限が管理できるようになったため、情報の機密性が保てるなどの利点がある。

各スペースに閲覧と編集の権限が設定できるようになった

 カーソルの位置が表示できるようになったことも大きい。これにより、ほかの参加者がスペースのどの情報を見ているかリアルタイムで把握できる。

 また、ボードに貼り付けられるアイコンの機能が追加された。あらかじめ用意されたアイコンをモノクロまたは単一カラー、色の反転などアレンジできる。

 Strapのパブリックベータ版は、これまで約4カ月間、100社が利用してきたという。グッドパッチでは、ユーザーの声として「Strapを導入したことで、リモートワークでもメンバーが同じ会議室にいるような感覚でミーティングを行うことが可能になった」「Strapの一番の魅力は自分の頭の中をそのまま共有できること」「個人の思考整理から、チーム内の意思疎通や合意形成までStrap上で完結する」といったものを紹介している。

【お詫びと訂正 13:15】
 記事初出時、利用料金について誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

誤:年間契約で2万円程度から。
正:年間契約で月額2万円程度から