「G Suite」時短&コラボ仕事術

Google ドライブのうまい使い方<3>

会議の議事録を会議中に完成させる技――Google ドキュメント&コメント機能を使って効率化

 Google ドキュメントは、ファイルを共有している相手であれば、アクセスして編集ができることはご存知だと思いますが、同時に、しかも複数人でアクセスすることも可能です。

 リアルタイムに編集できるGoogle ドキュメントの特徴を生かせば、会議の議事録は、会議中に完成させることができますよ。会議終了後に、話の内容をまとめ直す必要がないため、効率的です。

この連載について

会社でG Suiteが導入されたのだけれどいまいち使い方がよく分からない、クラウドならではの機能をうまく活用できていない……といったユーザーに向けて、G Suiteの基本的な使い方やTipsを解説しています。なお、各記事で取り上げている内容は、G Suiteの使い方・活用をレクチャーする動画型eラーニングサービス「Master Program」より抜粋・再編集したものです。同サービスについては、こちらの詳細記事もあわせてご参照ください。

議事録のドキュメントを会議中に同時編集!

 まず、会議が始まる前に、会議の議事録更新用のドキュメントを作成し、共有をクリックします。

 共有の設定画面から、共有したい相手を選択します。権限は忘れずに「編集者」にしておきます。

 会議が始まったら、同時に編集していきます。ファイルを同時に閲覧している場合には、右上に共有相手のアイコンが表示されます。

 複数人がリアルタイムで、同時に入力できるため、会議中に発言していない人がどんどん議事録を作成することができます。また、リアルタイムで誰が入力しているかも分かります。

 また、議事録を共有し、同時に編集していくことで、今、何の話をしているのかも分かりやすくなります。

 会議中に複数人でリアルタイムで議事録を完成させることで、会議が終わってから議事録の作成に時間をかける必要がなくなります。また、会議終了時には参加者全員にすでに共有されている状態の議事録が完成していますので、個別にメール等で議事録を送付する必要もありません。

 また、会議で決まった宿題をコメントとして残し、ToDo管理に使うこともできます。コメントを入れたい部分を選択し、「コメントを追加」をクリックします。

 特定の相手に伝えたい場合は、相手を割り当てて、コメントをすることができます。

 割り当てられた相手は、コメントに対し返信も可能です。

Gmailでメール確認の時間を圧倒的に削減するワザとは? 会議の日程調整・予約をGoogle カレンダーでスムーズに行うには? Google ドライブで資料を作成すれば上司も部下もラクになる? 脱・添付ファイルでファイル探しの時間を省く……G Suiteをうまく使えば、これまで手間がかかっていた作業の時間をもっと短縮できるはず! 本連載『「G Suite」時短&コラボ仕事術』では、業務を効率化してスマートに働くためのG Suiteの基本的な使い方やTipsを紹介しています。

株式会社ストリートスマート

G Suiteの導入支援/運用支援事業を展開。“チェンジマネジメント”という、テクノロジーの移行に際して、人の変化を管理するGoogleのメソッドを理解し、導入支援や教育支援などを幅広く行うパートナーとしてGoogleに認定されている。2019年4月より提供を開始した「Master Program」は、G Suiteの使い方や活用方法をレクチャーする動画型eラーニングサービス。操作方法にとどまらず、G Suiteを活用した企業のコラボレーションや生産性向上のためのレクチャーも用意しており、1アカウントあたり初期費用360円(税別)+年間360円(税別)で導入可能。G Suiteの機能追加などに伴う新規レクチャーも逐次追加しており、G Suite導入企業における社員教育や利用マニュアル整備などの手間が削減されるのがメリット。