ニュース

「1個1000円」をうたう家庭用センサーがファンディング開始、「ドアの開閉」「ポストの投函」などをスマホに通知

月額無料で利用可能

 アトムテック株式会社は6日、スマートセンサー「ATOM Sensor」シリーズのクラウドファンディング受付を開始した。同社のネットワークカメラ「ATOM Cam」と組み合わせて使う製品で、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて、All or Nothing方式で11月20日まで募集を受け付けている。

 製品ラインナップは、ATOM Camと接続する受信機「ATOMドングル」、設置している場所の開閉を検知する「ATOM開閉センサー」、赤外線で設置箇所付近の動体検知や明暗の確認ができる「ATOMモーションセンサー」の3種類。

 クラウドファンディングでの出品は、いずれも複数製品のセットで、最低価格が4050円(ATOMドングル1個、ATOM開閉センサー2個、ATOMモーションセンサー1個、限定300セット)。このほか、ATOM Camとのセット(6700円~)も用意されている。同社では、上記の最低価格の場合、ユニット1個あたりの価格がほぼ1000円になることから「1個1000円」をうたっている。

左から「ATOMドングル」「ATOM開閉センサー」「ATOMモーションセンサー」

 スマートフォンに専用アプリを入れることで、センサーの内容を好きなタイミングで確認できるほか、スマートフォンの通知機能で、ドアの開閉などをリアルタイムに確認することも可能。

 具体的な利用例としては、冷蔵庫やエアコン、窓に開閉センサーを設置することで、使用(開閉)されているかの確認や、郵便ポストにモーションセンサーを設置することで郵便物の到着を通知することなどができる。

開閉センサー アプリ使用時の画面
モーションセンサー アプリ使用時の画面

 また、ATOM Camと連動することで、センサーと連動した録画ができるほか、複数のウェブサービスを連携し自動化できるアプリ「IFTTT」にも対応している。

(11/11 追記)当初発表内容に含まれていた、IFTTTのサポートは見送られたとのこと。理由は「IFTTT側の価格変更に伴い予定している販売価格を維持することが困難なため」だそう。

 サイズ(幅×奥行き×高さ)は、ATOMドングルが約24×28.5×約52mm、ATOM開閉センサーが約38×12.8×約38mm、ATOMモーションセンサーが約38×約24×約38mm。

 各センサーは電池で動作(連続動作18か月)。個々のセンサーはATOMドングルと920MHz帯で通信(最大100m)する仕組みで、ネットとの通信はATOMドングルを介してATOM Camが行う。また、ATOMドングル1個あたり、最大100個のセンサーを接続できるとのこと。

 同社ではセンサータイプの拡充を検討しており、今後、温湿度センサーや水没センサー、警告アラームなどを考えているという。