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美濃市の伝統的町並みにシェアオフィス。「WASITA MINO」が事前体験受付開始
「うだつの上がる街並み」に働く場と暮らしの場を提供
2021年6月4日 16:22
みのシェアリング株式会社が運営する岐阜県美濃市のシェアオフィス「WASITA MINO」は、7月下旬からの提供開始を発表。あわせて、事前体験の受付を開始した。WASITA MINOのウェブサイトにあるフォームから申し込みできる。
美濃市は岐阜県南部の中農地方に位置する人口2万人ほどの都市で、中心部を長良川が流れる。江戸時代の伝統的な街並みを残しており、屋根の両端を一段高くした防火壁「うだつ」を備えた建物が並ぶ「うだつの上がる街並み」と、和紙で有名。
WASITA MINOは、うだつの上がる街並みにある長屋を改修したシェアオフィスで、「町ごとシェアオフィス」をコンセプトに働く場と暮らしの場を提供し、街並み全体で「豊かなまちの暮らしの中で、人間らしく働く」というスタイルを提案する。2階建ての建物に、共用のコワーキングスペースや個室のプライベートオフィス、宿泊用の個室、キッチン、シャワー室などが設けられている。「WASITA」は「Work and Stay in Traditional Area」の略。
利用料金(税別)は、コワーキングスペース利用の企業向けが月額3万円、個人向が月額9000円、プライベートオフィス利用が月額8万円。
利用者にはモバイルWi-Fiルーターとバッテリーが貸し出され、施設外でも仕事ができる場所が提供される。その際には利用者を識別するため「まちごとタンブラー」が配布され、無料ドリンクなどのサービスが受けられるという。また、地域の宿泊施設の優先・割引利用ができるほか、長良川での鮎釣り、ラフティング体験、和紙すきや日本酒造りなどのアクティビティも提供される。