ニュース

長野県千曲市で「温泉MaaS」実証実験。市内のワーキングスペースと交通サービスを効率的に利用

5月22日より開催のワーケーションイベントで利用可能に

温泉MaaSのサービス概要図

 長野県千曲市の株式会社ふろしきやは、タクシー、レンタサイクルおよびワークスペース案内サービスなどを統合した、ワーケーション向けのサービス「温泉MaaS」の実証実験を発表した。5月22~29日に実施するワーケーションイベント「千曲市ワーケーションウェルカムデイズ」にて実験を行う。

 同サービスは、信州千曲観光局、千曲市および長野県とふろしきやが共同で実施した「千曲市ワーケーション体験会」でのアイデアをもとに開発されたもの。同体験会は過去に5回実施されており、そこでの出会いをきっかけとしてプロジェクトチームも構成されたという(千曲市ワーケーション体験会の詳細は、2020年11月27日付の別記事を参照)。

 温泉MaaSは、LINEの千曲市ワーケーションウェルカムデイズ公式アカウントを介して利用する。タクシー配車やレンタサイクルのウェブアプリと連携してサービスを利用できるほか、信州千曲観光局のウェブサイトと連携したワークスペースや観光スポットの案内、Q&A AIエンジンを利用した問い合わせ対応サービスなどをワンストップで利用可能。さらに、イベントに合わせてサービスを新設・拡張する意向もあるという。

 千曲市は、千曲川(信濃川)流域で、長野市の南側に位置する都市。戸倉上山田温泉を擁する温泉地として知られる。「千曲市ワーケーションウェルカムデイズ」は、参加申し込みを受付中。

千曲市ワーケーションウェルカムデイズのウェブサイト