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長野県にお試しで住むIT人材を募集、1人30万円を補助する「おためしナガノ2021」今年も実施

「おためしナガノ」特設サイト

 長野県は4月26日、同県内に“お試し”に居住するIT人材を支援する「おためしナガノ2021」の参加募集を開始した。

 おためしナガノは、長野県内にお試しで居住して仕事をしてみる機会を提供することで、IT人材を誘致し、本格的な居住や拠点の設置を検討してもらうことを意図したプロジェクト。地方での事業を検討している首都圏などのIT人材・IT企業を対象に、長野県内のオフィススペースの利用料や交通費などを最長5カ月間補助する。今年で7期目の開催。

 募集対象は、地方にサテライトオフィスなどの拠点の設置を検討している首都圏などのIT企業や、長野県を“仕事場”にしたいIT関連従事者で、条件は、1)年齢が20歳以上、概ね45歳以下、2)長野県外に居住している人(長野県出身者も可)、3)長野県内に拠点(本社、支社、事業所など)を有していない事業者――など。募集人員は20組程度(1組3名まで)、募集期間は5月20日17時まで。経歴やお試し期間中に実施する事業の計画書などを提出後、書類選考と面談を経て参加者を決定する。お試し期間は、8月上旬~2022年2月末のうち最長約5カ月間。

 補助内容は、コワーキングスペースの利用料、引っ越し代、事業用の交通費、家具・家電・自動車のレンタル料などで、補助金の総額は1人あたり上限30万円。ただし、全体の参加者が一定数(50名程度)以上となる場合は、1人あたりの上限を20万円に減額する場合がある。また、実施場所により、市町村などが住居の提供や家賃補助、住居探しの支援を行う。

 実施場所は、21市町村(飯山市、飯綱町、山ノ内町、中野市、小布施町、高山村、長野市、上田市、東御市、小諸市、立科町、佐久市、松本市、塩尻市、諏訪市、茅野市、富士見町、辰野市、伊那市、飯田市、木曽町)の中から、希望場所を第2希望まで選んで申し込む。

令和3年度 おためしナガノ 事業概要の説明
(写真提供:立科町)