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長野県、ときどき来県して・仕事して・泊まってくれるIT人材に、1回あたり1万円の補助金

「ときどきナガノ2019」参加者を6月24日まで募集

「長野県はクリエイティブなあなたの『仕事場』になりたい」とアピール。「普段とは違った環境で、新たな発想を生み出してみませんか」としている

 長野県は、県外のIT人材が同県をときどき訪れて、コワーキングスペースなどで仕事をして、宿泊する場合に、来県1回あたり最大1万円を補助する「ときどきナガノ2019」を実施する。これにあたり6月3日から6月24日17時まで、参加者20名を募集中だ。地方での暮らしや仕事を考えている県外のIT人材に向けて、同県への移住や拠点設置を検討するきっかけにしてもらうのが狙い。

 対象者は、地方での暮らしや仕事に関心があるIT関連の事業に携わる個人(フリーランス、個人事業主、会社勤務、会社経営者などは問わない)。応募条件は、以下の3項目を全て満たすこと。詳細は、長野県のサイトを参照。

  1. 20歳から概ね45歳までであること
  2. 長野県外に居住しており、かつ、12歳以降に長野県内に3年以上居住したことがないこと
  3. 県内に支店等を有する組織に属していないこと

 補助金の対象となるのは、交通費、オフィス利用料(県が指定するコワーキングスペースなど)、宿泊費。長野県によると、東京から長野県に来て宿泊して仕事をすると、これらの合計で2万円程度かかるという。ときどきナガノでは、その半額を補助するかたちだ。なお、合計が1万円に満たない場合は、その合計額を上限として補助する。補助回数は、1人あたり3回~10回。実施期間は、8月1日~2020年2月29日までの予定。

富士見町のコワーキングスペース「森のオフィス」