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JPRS、年次報告書「JPドメイン名レジストリレポート2021」公開、JPドメイン名は168万件超

「JPドメイン名レジストリレポート2021」

 株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は、JPドメイン名の登録管理業務に関する年次報告書「JPドメイン名レジストリレポート2021」を公開した。JPRSのウェブサイトから無料でPDFファイルをダウンロードできる。2022年1月1日現在のJPドメイン名の登録数は168万673件で、1年前から6万470件増加した。

 レポートによると、JPドメイン名の内訳は、「属性型・地域型JPドメイン名」が52万9032件(前年比1万5994件増)、「汎用JPドメイン名」が113万9718件(同4万3790件増)、「都道府県型JPドメイン名」が1万1923件(同686件増)。

「JPドメイン名登録数の推移」

 2021年の取り組みとしては、北海道総合通信網株式会社(HOTnet)および株式会社QTnetと協力してJP DNSサーバーのローカルノードを北海道と九州に設置し、運用を開始したことなどが挙げられている。JPRSの設立20周年を記念したウェブサイト「JPRS 20年の歩み」も公開した。

 学生を対象にした教育にも積極的で、「全国中学高校Webコンテスト」では156の汎用JPドメイン名を提供。中学・高校・高専にマンガ小冊子「インターネットの仕組み」を配布したほか、ccTLDが楽しく学べるポスターや、朝日新聞社が進める教育支援事業「おしごとはくぶつかん」にドメイン名について学べるコンテンツを提供した。

 また、国内のイベント「Interop Tokyo 2001」「Internet Week」への参加、IETFなどの標準化団体やICANNでの活動、DNSに関するソフトウェアの脆弱性に関する注意喚起を行っていることが報告されている。