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「ネットの歴史」26年分が無料で読める! 「インターネット白書ARCHIVES」に「2021年版」追加

「インターネット白書ARCHIVES」

 株式会社インプレスR&Dは2月14日、「インターネット白書ARCHIVES」において、書籍「インターネット白書2021(副題:ポストコロナのDX戦略)」の記事を無料公開したと発表した。同アーカイブでは現在、「インターネット白書」の第1号である1996年版から2021年版まで、全25冊(26年分)が無料で公開されている。

 インターネット白書ARCHIVESは、インターネット白書の発刊に協力している一般財団法人インターネット協会(IAjapan)、一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)の3社と、株式会社インプレスホールディングスの「インプレス・サステナブルラボ」が共同運営しているウェブサイトで、「インターネット白書」のバックナンバーを収録し、無料公開している。発刊から1年を経過した前年版のインターネット白書を順次、アーカイブスに収録していく仕組みで、今回、最新版の「インターネット白書2022(副題:デジタルツイン実現への道)」が2月4日に発刊されたのに伴い、前年の2021年版がアーカイブ入りしたかたちだ。

 その2021年版では、「Web会議システムの急速な需要増をはじめとするテレワークの台頭」「GIGAスクールの動きを前倒ししたオンライン教育の動き」「音楽ライブ配信やオンラインゲームが活況を呈したオンラインエンターテインメント」「非接触で決済ができるペイメントシステムの市場拡大」など、「コロナ禍における旧システムの混乱とデジタルテクノロジーを活用した新様式(ニューノーマル)への急速な移行のニーズ、それらの課題」について、ビジネス・社会・技術分野の専門家44人が解説している。

 インターネット白書ARCHIVESでは、時系列検索エンジン「TIMEMAP」を採用しており、キーワード検索をすると、収録しているインターネット白書の記事が年表形式で表示される。「2021年版も含め、インターネットのタイムトラベルをお楽しみください」としている。

無料公開された「インターネット白書2021(副題:ポストコロナのDX戦略)」

 なお、最新版の「インターネット白書2022(副題:デジタルツイン実現への道)」は、電子書籍版が2800円、プリントオンデマンドによる印刷書籍版(B5判/290ページ)が3200円(いずれも税別の小売希望価格)で販売中。

 最新版では、リアル空間とサイバー空間を連動する「デジタルツイン」の活用事例、仮想空間「メタバース」、ネットビジネスのモデルを根本的に変える「NFT」、「Web3.0」で目指す新たなWebの創成など、5G時代を迎えて発展する最新テクノロジーと、ビジネス・制度面での課題を40人の有識者が解説。巻頭カラー特集ページ「10大キーワードで読む2022年のインターネット」では、「NFT」「XR/メタバース」「デジタルツイン」「オンライン診療」「改正プロバイダ責任制限法」「フェイクニュース」「デジタル社会形成基本法」「DFFT」「宇宙インターネット」「グリーンbyデジタル」というキーワードを取り上げている。

2月4日に発刊された最新版「インターネット白書2022(副題:デジタルツイン実現への道)」