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KDDI、大規模通信障害における返金対象者にSMSでの通知を開始

便乗した偽のメッセージに注意を呼び掛け。KDDIからのSMSにURLの記載はない

 KDDI株式会社は、7月2日に発生した通信障害に対する返金について情報を公開した。対象のユーザーにはショートメッセージ(SMS)で通知を行う。

 7月2日1時35分~7月4日15時にわたり、音声通話およびデータ通信ができないなどの状況を全国規模で引き起こした通信障害に関して、返金を発表していたもの。返金対象はau、UQ mobile、povo1.0、ホームプラス電話のユーザーで、9月以降の請求額から200円(税別)を減算する。また、通信障害期間中、24時間以上連続して全ての通信サービスが利用できなかったユーザーには、基本使用料などの2日分相当を請求額から減算する。返金に関し、ユーザーの手続きや申告は不要。

 返金に関する案内は、8月16日より1週間程度の期間に順次、SMSで知らせるという(ホームプラス電話と法人契約のユーザーは対象外)。同社では偽メール・偽SMSへの注意を呼び掛けており、返金に関するSMS本文には、リンクのURLや、個人情報の入力を求める記載はないとしている。

 一方、povo2.0のユーザーは、基本使用量が0円であることから、返金の替わりにデータトッピング(1GB/3日間)が進呈される。案内はメール(Eメール)で配信され、メール本文中の「プロモコード」をpovo2.0アプリに入力することで、利用できる。なお、プロモコードを確認するためにURLのクリックをお願いすることはないとしており、偽のメールへの注意を呼び掛けている。

 また、同社から送信するSMSの送信元電話番号についての情報も公開している。SMSの送信元電話番号は全て、電話を掛けると同社の「お客さまセンター」に接続されるという。

 受信するアプリによって表示が異なる場合があり、例えばauでは送信元電話番号が「157」だが、「SMS」アプリでなく「+メッセージ」で受信した場合は「KDDIからのお知らせ」と表示される。

対象サービスSMS+メッセージ
au157KDDIからのお知らせ
UQ mobile0120-929-8180120-929-818
povo1.00120-860-0570120-860-057