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京王電鉄、32駅に券売機型の「ChargeSPOT」設置、モバイルバッテリー貸し出し

鉄道会社で初の導入、券売機の“空きスペース”有効活用

券売機型「ChargeSPOT」

 京王電鉄株式会社と株式会社INFORICHは10月17日、モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」の券売機型を鉄道会社で初めて導入すると発表した。同日、渋谷駅のアベニュー改札口に登場するのを皮切りに、京王線・京王井の頭線の32駅に計34台を順次設置する。

 券売機型のChargeSPOTは、大きさが748×492mm(高さ×幅)。京王電鉄で従来設置しているスタンド型よりも高さが742mm・幅が141mm小型化されており、券売機の空きスペースに埋め込むかたちで設置される。

 券売機型の設置駅は、初台、幡ヶ谷、笹塚、八幡山、つつじヶ丘、調布、多磨霊園、東府中、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、京王八王子、京王片倉、山田、めじろ台、狭間、高尾、稲城、若葉台、南大沢、多摩境、渋谷、神泉、下北沢、新代田、東松原、永福町、西永福、浜田山、富士見ヶ丘、久我山、井の頭公園、吉祥寺。

 京王電鉄では2022年度末までに、券売機型を含むChargeSPOTを京王線・京王井の頭線全69駅に順次設置するとしている。

 ChargeSPOTは、INFORICHが提供するモバイルバッテリーシェアリングサービスで、現在、同サービスのバッテリースタンドが駅や空港、商業施設、飲食店、コンビエンスストア、公共施設などを中心に3万5000カ所以上(うち東京都内が1万カ所)に設置されている。専用アプリから近くのバッテリースタンドを探してモバイルバッテリーを借りることができ、返却はどのバッテリースタンドでも可能。