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IoT機器から送られてきた音声データを“文字起こし”するAI処理の新サービス

ソニーグループ会社のIoTプラットフォーム「MEEQ」で提供開始

「MEEQ AI 文字起こし」の概要

 ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社は、IoTプラットフォーム「MEEQ」において、「MEEQ AI 文字起こし」サービスを追加した。IoT機器から送られてきた音声データをAI処理で文字起こしする機能を提供する。

 IoT機器がMEEQのネットワークに接続し、MEEQに用意されている「IoTストレージ」と「データハブ」を経由して「MEEQ AI 文字起こし」にて処理が行われるという流れ。ここで文字起こしされたテキストはAPIで取得できるため、さまざまなシステムから利用できる。

 システムの例として、独自の音声認識サービスや、音声や通話を使用した業務のDX促進に活用できるとしている。

 対応する音声ファイルはMP3/WAV/FLAC/Ogg/AMR/WebMで、1ファイルが10GBまでとなっている。最大10人の話者を自動的に識別して文字起こしデータに付与する「話者識別」、発話ごとに発言時間を付与する「時間表示」の機能がある。また、IoT機器が接続するMEEQのネットワークは閉域であるため、認証が不要でセキュリティが高い「閉域による通信」が実現されている。

 「MEEQ AI 文字起こし」の初期費用は1万1000円、基本料金は月額2万6400円で80時間分の利用料金を含んでおり、超過する場合は1分6円が必要だ。

 また、「MEEQ AI 文字起こし」を利用するにはMEEQプラットフォームが必要で、「MEEQデータプラットフォーム データハブ利用料」として、3アプリケーションまでは月額1万1000円、20アプリケーションまでは月額5万5000円、21アプリケーション以上は要問い合わせとなっている。

「MEEQ」は、複数のサービスが利用できる。例えば「MEEQ AI 文字起こし」と、カメラの映像を分析して火災を知らせる「MEEQ AI 炎検出β」が1つのプラットフォームで実現できる