ニュース

「セキュリティ・キャンプ全国大会2023」8月に東京で開催、将来のIT人材となる小学生〜大学生のエントリーを受付中

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会は、「セキュリティ・キャンプ全国大会2023」「セキュリティ・ネクストキャンプ2023」「セキュリティ・ジュニアキャンプ2023」を8月に開催すると発表し、参加希望者のエントリー受付を開始した。締め切りは5月15日。参加費は無料

 同イベントは高度なIT人材を発掘・育成する場の一つとして毎年実施されるもので、対象別に3つのイベントに分かれ、内容や応募要項が異なる。会場と開催期間は共通で、東京都府中市の「クロス・ウェーブ府中」にて8月7日~11日の4日間行われる。2020年~2022年はオンライン開催だったため、3年ぶりのオフラインでの開催となる。

「セキュリティキャンプ」は中学生から大学生が対象。

 「セキュリティキャンプ2023」は、22歳以下、13歳以上の日本の学校に在籍する学生・生徒が対象で、情報セキュリティ技術に加え、セキュリティ意識、職業意識、自律的な学習意識の向上につながる講義を行う。

 応募人数は80人程度で、参加希望者はウェブサイトの「応募要項」で詳細な応募の条件を確認のうえ、エントリーと課題回答を行う。応募条件には、規定の遵守のほか、必要なスペックを満たすPCを所有し、必要なソフトを使いこなせることなどが定められている。

 課題回答は、受講したいコースおよびクラスまたはゼミに対応した課題がウェブサイトに用意されており、それに回答する。クラスやゼミの詳細はウェブサイトの「プログラム」で、課題は応募要項で確認ができる。

「セキュリティ・ネクストキャンプ」はセキュリティ・キャンプ修了者が対象。

 「セキュリティ・ネクストキャンプ2023」は、セキュリティ・キャンプ全国大会修了生に向け、さらに高度な講義を行う特別プログラムと位置付けられている。「既存の価値観にとらわれないことで新たな脅威に先取りして備え、セキュリティの多様なシーンに対応し、新たな価値を生み出していけるトップオブトップの人材を発掘・育成」することを目的としており、対象は、セキュリティ・キャンプ全国大会の過去の修了生や、25歳以下の学生または未就業・未起業の人で、募集人数は若干名としている。

 テーマは昨年に引き続いて「基盤技術の魅力」。ネクストキャンプの主旨である「新たな価値を生み出し作る側になること」を実現するには、基盤技術が重要となり、基盤技術の魅力や面白さを知り、いかに役立てるかという「価値」を自身で考えていくという。

 応募方法は、セキュリティ・キャンプ全国大会と同様、ウェブサイトの「応募要項」を参照し、エントリーと課題回答を行う。

「セキュリティ・ジュニアキャンプ」は小学生から中学生が対象。

 「セキュリティジュニアキャンプ」は、15歳以下の生徒、児童を対象にプログラムやセキュリティにまつわる原理や仕組みを重視した基礎的な講義を行う。また、一人一人にカリキュラムを用意し、参加者それぞれがテーマを決め、最終日までに1つのプログラムを形にする活動がある。この時期に情報セキュリティの基礎を固めることで、今後の学習効率が大幅にアップする効果があるという。

 応募方法は前2つと同様、ウェブサイトの「応募要項」を参照し、エントリーと課題回答を行う。

 なお、どのイベントにも、参加希望者向けのメッセージやコメントがウェブサイトで公開されているので、参加検討時の参考にされたい。