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Googleの生成AI「Bard」が40以上の言語に対応し、読み上げなどの新機能も搭載

Bardが音声読み上げなどに対応

 Googleは、同社の生成AI「Bard」が、新たに40以上の言語に対応したと発表した。また、音声読み上げや共有機能の強化など、ユーザー体験を改善する新機能も発表している。

 今回新たに対応した言語は、アラビア語、中国語、ドイツ語、ヒンディー語、スペイン語など。日本語には2023年5月時点で対応している。

 発表された新機能は、以下の6つだ。

音声読み上げ

 プロンプトを入力し、サウンドアイコンをクリックすることで、Bardの回答を音声で確認することができる。Googleによると、Bardを使用することで、例えば言語学習の際に単語の正しい発音を聞く、といった使い方ができるという。

会話の固定と名称変更

 過去に会話したものがサイドバーに表示され、固定や名前の変更が可能になった。

コードをより多くの場所にエクスポート

 Bardで生成したPythonコードのエクスポートを、従来から対応していたGoogle Colabに加え、ブラウザーベースの統合開発環境「Replit」にエクスポートにも可能にした。

Replitへのエクスポートが可能に

Bardの回答を共有

 Bardで会話した内容を共有したいときは、公開リンクを作成し、ほかのユーザーと共有できるようになった。

公開リンクを作成し、回答を共有

BardがGoogleレンズに導入(英語のみ)

 「Googleレンズ」において、Bardが画像を分析し、画像についての詳細や画像の説明文を作成する。

Bardの回答スタイルを変更(英語のみ)

 Bardの回答トーンとスタイルを、「シンプル」「ロング」「ショート」「プロフェッショナル」「カジュアル」の5つから設定できる。