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日陰ルートを提案する新機能、スマホアプリ「ALKOO by NAVITIME」で提供開始

 株式会社ナビタイムジャパンは、ウォーキング/散歩用スマホアプリ「ALKOO by NAVITIME」において、7月20日より「日陰ルート」機能の提供を開始した。現在地から目的地まで日陰を優先して通るルートを地図上に表示する。ルートに占める「日陰率」(日陰をどのくらい通るか)も確認可能だ。「暑くて日差しが強い日のお出かけに、熱中症対策の一助としてお役立ていただければ」(同社)としている。

 ナビタイムジャパンによると、建物の高さと日ごとの時間別太陽高度などから日陰部分を都度算出し、リアルタイムに地図上に描画しているという。「日陰ルート」は、この方法で算出した日陰に時刻を考慮し、日陰の割合が多くなる道路を事前に判断。歩行中の時間経過も想定したうえで、過度な大回りをしない自然なルートを提案する。建物の高さデータがない場合も、平均的な日本家屋の高さを基準に計算することで、日陰情報を補完しているという。なお、「日陰ルート」の表示は日の出から日没までとなっている。

 ナビタイムジャパンは昨年、6月末の記録的猛暑をきっかけに「日陰マップ」を企画し、地図上で日陰を確認できる機能を約1カ月で実装した。それから1年間の開発・検証を経て、今回、「日陰ルート」を提供するに至った。「ALKOO by NAVITIME」では今後も、「1年を通してその時々に快適なルートを選びながら、日々のウォーキングをお楽しみいただける機能の開発に努めていく」としている。

「日陰ルート」の例。道を渡ることで、「大通り優先ルート」と比較して「日陰率」が大幅に上昇している
「日陰ルート」の利用方法。アプリ画面下タブの「歩く」タブを開き、地図上の任意の場所を長押しすることで目的地を設定したのち、右下の「ルート検索」ボタンを選択。現在地から目的地までの日陰を優先した「日陰ルート」が表示される