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Garmin、位置情報の共有やSOSが可能な小型の通信衛星コミュニケーター「inReach Messenger」発売


【記事訂正:8月18日】
初出時の内容に不正確な点がありました。お詫びして訂正いたします。

誤:SOSの発信は本体のボタンを押すことで行え、Garmin応答センターのほか、国内なら消防・警察・山岳救助隊・海上保安庁などに救助要請が行われる。
正:SOSの発信は本体のボタンを押すことで行え、Garmin応答センターに届けられた後、状況に応じて国内なら国内なら消防・警察・山岳救助隊・海上保安庁などになどの関係機関に救助要請が行われる。

SOSの発信による救助要請はGarmin応答センターのほか関係機関に同時に行われるのではなく、Garmin応答センターに届けられた後、状況に応じてGarmin応答センターより関係機関に救助要請が行われます。


 ガーミンジャパン株式会社(Garmin)は、アウトドア向け通信衛星コミュニケーター「inReach」シリーズから、最小モデルとなる「inReach Messenger(インリーチ メッセンジャー)」を発売した。市場想定価格は4万2900円。

 inReachシリーズは、イリジウムの衛星通信サービスを利用した機器。位置情報共有、天気予報、テキストメッセージ(メール/SMS)送受信、緊急時のSOS機能を備えており、携帯電話の電波が届かない場所でも利用可能。

 スマートフォンとBluetoothでペアリングでき、アプリ「Garmin Messenger」を利用してテキストメッセージを入力できる。SOSの発信は本体のボタンを押すことで行え、Garmin応答センターに届けられた後、状況に応じて国内なら国内なら消防・警察・山岳救助隊・海上保安庁などになどの関係機関に救助要請が行われる。位置情報の共有は10分おきに可能。

 同社によれば、日本の登山道の約5割は(携帯電話各社の)電波が届かず、登山事故の約2割ではスマートフォンが故障して連絡不能になるという。本製品は、電波の届かないエリアでも利用でき、故障しにくく、コンパクトで荷物も減らせるとしている。

 本体サイズは6.4×7.8×2.3cm(幅×高さ×厚さ)、重量は113.9gで、コンパクトなinReachシリーズの中でもさらにコンパクトだという。リチウム充電池を採用しており、一回の充電で約28日間の使用が可能。IPX7準拠の防水性能を備える。