TP-Link、日本初となるWi-Fi 7メッシュルーター「Deco BE85」9月21日に発売

　ティーピーリンクジャパン株式会社（TP-Link）は、Wi-Fi 7対応のメッシュルーター「Deco BE85」を9月21日に発売する。市場想定価格は、2パックが14万800円、1パックが7万6780円。

　Wi-Fi 7こと「IEEE 802.11be」は現在標準化が進められており、最大通信速度は理論値で46Gbps。最大320幅での通信が可能で、変調方式には「4096-QAM（4K-QAM）」を採用し、MIMOは16ストリームまで対応する。各バンドを束ねて通信するMLO（Multi-Link Operation）、チャンネル干渉を抑えるMRU（Multi-Resource Unit）などにも対応する。

　すでに日本発売の予定が発表されているWi-Fi 7対応製品もあるが、9月21日発売は、日本で初めて発売されるWi-Fi 7対応製品となる見込み。なお、320MHz（および240MHz）の帯域幅は、現時点では日本で使用できない。

　Deco BE85はWi-Fi 7トライバンドに対応し、最大通信速度は6GHz帯が11520Mbps（320MHz幅対応）、5GHz帯が8640Mbps（240MHz幅対応）、2.4GHz帯が1376Mbps。160MHzで使用する場合は、6GHz帯、5GHz帯ともに最大5760Mbpsとなる。

　ほかのDecoシリーズと接続してメッシュを構築でき、使用状況を自動的に学習し、理想的なメッシュを提供するAIメッシュ機能を搭載する。最大接続台数は200台。

　有線ポートは、全てWAN/LAN自動切り換えの10Gbps×1、10Gbps/SFP+コンボ×1、2.5Gbps×2の全4ポートを備える。DS-LiteおよびMAP-E方式のIPv6 IPoE接続サービスに対応する。メッシュのバックホールとして有線／無線を同時に利用可能で、ネットワークのスループット向上や安定化が可能になるとしている。ほかに、USB 3.0×1ポートも備える。

背面

　初期設定や管理は、Android/iOSアプリ「TP-Link Deco」から行える。セキュリティ機能「TP-Link HomeShield」を搭載し、リアルタイムIoT保護、悪意のあるサイトのブロックなどの保護機能、保護者による利用制限機能などが利用できる。また、VPNサーバー／クライアント機能も備える。

　Amazon AlexaとGoogleアシスタントに対応し、一部機能を音声で操作できる。また、スマートホーム製品の共通規格「Matter」への接続にも対応する。

　本体サイズは128×128×236mm（幅×奥行×高さ）。

　同製品の発売を記念し、9月21日までSNSで発売記念キャンペーンが実施される。応募方法は、X（旧Twitter）の公式アカウント（@tplinkjapan）をフォローして以下のキャンペーンツイートをリポストする。

　ほかのSNSでも応募可能。Instagramでは、公式アカウント（@tplink_japan）をフォローし、キャンペーンの投稿にいいね！する。Facebookでは、公式Facebookページ（＠tplinkjp）をフォローし、キャンペーンの投稿にいいね！する。LINEでは公式アカウント（@tplinkjapan）を友だち追加し、トークでメッセージまたはスタンプを送信する。

　賞品として、1人にDeco 85BE（2パック）がプレゼントされる。また、Wチャンスとして、キャンペーンに応募したうえで公式Xアカウントから毎日13時出題されるクイズにハッシュタグ「#wifi7」を付けて引用リポストにより回答することで、Amazonギフト券1000円分が毎日1人にプレゼントされる。