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変形も忠実に再現した「PSYCHO-PASS」の「ドミネーター」、アニメ10周年を記念して数量限定で復刻

「DOMINATOR 10TH ANNIVERSARY EDITION」 © Cerevo © PSYCHO-PASS Committee

 株式会社Cerevo(セレボ)は9月8日、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する特殊拳銃「DOMINATOR」(ドミネーター)を忠実に再現し、変形もする実物大の「DOMINATOR 10TH ANNIVERSARY EDITION」を発表した。数量限定販売で、9月20日の19時から直販サイトで予約を受け付ける。価格は14万8500円。出荷開始は2024年春の予定で、同時に専用アプリの展開も予定している。

 PSYCHO-PASSは、人間の心理状態や性格を数値として計測できる「シビュラシステム」が導入された2112年の世界を舞台としたアニメ。「刑事課一係」のメンバーたちの奮闘を描く劇中の世界では、人々が犯罪者になる危険性をパラメータ「犯罪係数」として計測し、罪を犯していない人でも犯罪係数の数値が規定値を超えると排除・隔離される。ドミネーターは、「携帯型心理診断鎮圧執行システム」として、シビュラシステムと接続し、犯罪係数の計測と鎮圧・排除を行う特殊拳銃で、刑事が治安維持活動を行うためのアイテムとして登場する。

 Cerevoはスマート玩具シリーズ第1号としてドミネーターを2016年に発売。大きな反響を受けつつも、2019年に、必要な部品の調達が困難になったとの理由から、生産を終了していた。

 今回は、2022年10月より始動したアニメ放送開始10周年企画の一環で復刻。内部機構を改修することで、機能はそのままに復刻モデルとしての販売を実現できたとしている。復刻にあたっての変更点は、内部構造の改修と、後述するパッケージの変更(シリアルナンバー付きプロテクターケースが付属)となる。

タッチセンサーで自動変形、専用アプリと接したモード変更にも対応

「パラライザー」モード © Cerevo © PSYCHO-PASS Committee
「エリミネーター」モード © Cerevo © PSYCHO-PASS Committee

 製品のグリップを握ると「パラライザー」から「エリミネーター」、またはその逆へと、タッチセンサーにより自動変形する。引き金を半分引くことで切り替えられるほか、Android/iOS対応の専用アプリにより(Wi-Fi接続が必要)、パラライザーまたはエリミネーターのみのモードに変更することもできる。

専用アプリ ホーム画面 © Cerevo © PSYCHO-PASS Committee
専用アプリ 設定画面 © Cerevo © PSYCHO-PASS Committee
専用アプリ キャラクター © Cerevo © PSYCHO-PASS Committee

演出を忠実に再現

 作中の演出を忠実に再現するため、カスタマイズされた特注のギヤードモーターを採用した変形機構を備える。電動での変形機構を備えたドミネーターは、同社製が唯一だという。各種センサーのほかに217個ものLEDを搭載し、「通常時」「変形時」「執行時」と、モードにあわせて光り方が変わる。

 本体のグリップ部分には、天然のローズウッド削り出しオイル磨き素材を使用。公安局マークは、削りアルミ素材の台座に合成ルビーをあしらっている。

“本家”日髙のり子さんのボイスを搭載

収録ボイスの再生 © Cerevo © PSYCHO-PASS Committee

 アニメでドミネーターの音声を担当する、日髙のり子さんのボイスを収録。担当したボイスは100種類以上、Production I.Gの塩谷直義監督、ニトロプラス所属のメカニックデザイナー・石渡マコト氏が監修に携わっている。ボイスはスマートフォンアプリからも再生可能で、スピーカーと接続して聴くこともできる。

全台にシリアルナンバー付きのプロテクターケースが付属

 復刻版には、従来版では別売りだったプロテクターケースが、シリアルナンバー付きで付属する。

シリアルナンバー付きプロテクターケース © Cerevo © PSYCHO-PASS Committee