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北海道上士幌町とJAL、ワーケーションに訪れる道外居住者に向け「航空サブスクプラン」提供

12万1000円で60日、羽田―とかち帯広空港間が乗り放題

 北海道上士幌町と日本航空株式会社(JAL)は10月16日、ワーケーションを目的に上士幌町に訪れる道外居住者を対象とした航空サブスクプランの提供を開始した。同町への来訪のハードルを下げ、二拠点居住の推進や、新たな関係人口の創出を目指すという。

 同町は北海道河東郡、とかち帯広空港から車で1時間ほどの、大雪山のふもとに位置する。サブスクプランは12万1000円で、初回搭乗日から60日間、羽田空港―とかち帯広空港間のJAL便が一定期間乗り放題になる。対象は、ワーケーションを実施するために上士幌町に訪れる道外居住者に限定される。

 利用にあたっては、往復の間の滞在期間中は上士幌町内に宿泊すること、上士幌町のヒアリング・アンケートに協力することなど、いくつか条件があり、詳細は「カミシホロスモーブローワークスタイル」のサイトで確認できる。申込受付は2024年2月29日まで(搭乗は同年3月31日まで可能)。

 さらに、航空サブスクプランの条件として、往復の間に1回以上、町内のテレワーク施設を利用することが義務付けられている。対象となるテレワーク施設は以下の通り。

かみしほろシェアOFFICE

北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線247番地4

にっぽうの家 上士幌

北海道上士幌町字上士幌東3線229番73

上士幌イノベーションサイト

北海道上士幌町上音更東1線274番地1

 上士幌町は「カミシホロスモーブローワークスタイル」を掲げ、ワーケーションを通じた関係人口の創出に取り組んでいるという。今回の航空サブスクプランの提供のほかにも、都会のビジネスパーソンと地元の事業者をマッチングする「かみしほろ縁ハンスPROJECT」や、町の資源を活用したビジネス展開を考える開発合宿・オフサイトミーティング・CSR活動、地域とアーティストを結びつけるアーティスト・イン・レジデンスなどの企画で、上士幌町でのさまざまな働き方を提案している。