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「動くリビング」をコンセプトにした日本初のEVキャンピングカー、Carstayが発売

PCはもちろん、大型家電も快適に利用可能

 Carstay株式会社は、EVメーカーのHW ELECTROと共にEVキャンピングカー「T-01」(タイプ ワン)を開発し、moonn.(ムーン)ブランドから発表。予約販売を開始した。販売価格は1150万円から。Carstayでは、EVのキャンピングカーは日本初だとしている。

 HW ELECTROのEV版「ELEMO-L」(エレモ エル)をベースに、約7㎡の荷室スペースに大型家電やベッドなどを設置しており、コンセプトは「動くリビング」。定員は2人で、荷室スペースのベッドは通常だとシングルサイズだが、セミダブルサイズへの拡張もできる。

 43.5kWhの走行用メインバッテリーのほか、サブバッテリーも備え、オプションのソーラーパネルからサブバッテリーの充電が可能。電子レンジ、エアコン、冷蔵庫、IH調理器などを利用可能で、100Vの家庭用電源を備え、PCなども利用できる。

 外部電源による充電時、走行用メインバッテリーは約8時間、サブバッテリーは約7時間で満充電できる。満充電からの走行可能距離は約270km、最高速度は90km/h。

 外装のデザインはELEMO-Lのデザインを踏襲し、スペースシャトルをイメージしたものだという。内装はCarstayの「Mobi Lab.」によるデザインで、藍色の壁紙を採用し、天井には板張りを取り入れ、宇宙旅行のような非日常的な時間を過ごせるとしている。

 ELEMO-Lのサイズは5457×1850×2045mm(全長×全幅×全高)で、乗車2人含む最大積載量は1250kg。発表時点で発売するモデルは左ハンドルだが、右ハンドルモデルも今後発売予定としている。