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広島県三原市を「日本で最もキャンピングカーにやさしい街」に! 「三原車内寝泊計画」が本格稼働

8月開催の「三原やっさ祭り」や紅葉シーズンにバンライフを促進

 車中泊スポットとキャンピングカーのシェアリングサービス「Carstay」を運営するCarstay株式会社は、広島県三原市におけるバンライフプロジェクト 「三原車内寝泊計画」の本格稼働を発表した。地域経済への貢献に加え、同市を「日本で最もキャンピングカーにやさしい街」とするイメージ作りを図るとしている。

 三原市は広島県南部、広島市と尾道市の間に位置し、山陽自動車道三原久井IC、本郷ICや、山陽新幹線三原駅を擁する。三原駅前には小早川氏や広島藩(安芸藩)家老の浅野氏が居城とした三原城があるほか、南は三原港から因島など瀬戸内の島々につながり、北には「三原10名山」と呼ばれる山々がそびえる風光明媚な都市。

 三原車内寝泊計画は2021年10月に、三原市での滞在型観光の定着と、関係人口の増加を図ることを目的として発足。これまで、民家や商店の駐車場などをバンライファー向けの車中泊スポットとして整備したほか、地域ならではの体験の発掘、カーシェアできるキャンピングカーの登録・利活用の促進、地元住民へのバンライフに関する啓蒙活動、各種イベントや情報発信などに取り組んできた。

 今後は、市内の商店街を含めた事業者とも連携し、8月開催予定の中国地方を代表する夏祭り「三原やっさ祭り」や、11月の紅葉などのイベントを軸に滞在型観光を促進。繁忙期の宿泊施設不足と、市内に分散する山や海が豊かな自然の観光資源への交通手段の不足を、Carstayによって解消するよう、活動を展開するとしている。

広島県三原市 佐木島での車中泊/バンライフイベントの様子