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TP-Link、「VIGI InSight」シリーズから5倍光学ズームが可能なネットワークカメラ2製品を発売

InSight S345ZI(左)/InSight S445ZI

 ティーピーリンク株式会社(TP-Link)は、監視カメラソリューション「VIGI」のハイエンドモデル「InSight」シリーズとして、5倍光学ズームが可能な2製品を発売した。ラインアップと市場想定価格は、バレット型の「InSight S345ZI」が5万5900円、タレット型の「InSight S445ZI」が4万8900円。

 両製品とも5倍光学ズームが可能な電動バリフォーカルレンズを搭載していることが特徴で、撮影時に視野角(FOV)を調整し、画質を落とすことなく拡大し、鮮明に被写体を映せるとしている。

 1/2.9インチのCMOSセンサーを搭載し、最大2688×1520ピクセル/30fpsの動画を撮影可能。撮影した動画はH.265+/H.265/H.264+/H.264に圧縮し、本体のスロットに装着した最大512GBのmicroSDカード(別売)に記録する。夜間はIRナイトビジョンにより、最大60mまでの範囲を撮影できる。

 ネットワークインターフェースは、PoE(IEEE 802.3af/at)対応の有線LAN×1を備える。DC電源ポートによる給電も可能(アダプターは別売)。VIGIアプリやVIGI Security Managerなどによる管理にも対応する。

 AIによるスマート検知・分析機能を持ち、人物・車両やそのほかの物体を識別できる。また、「SmartVid映像補正テクノロジー」として、次の映像補正機能も備える。

  • True WDR:コントラストを調整し、極端な明暗さの影響を抑えたクリアな映像にする
  • Smart IR:遠くにある被写体がレンダリングされなかったり、夜間にカメラへ近づいてきた物体の露出オーバーが発生したり、といった問題を防ぐ
  • 3D DNR:画素ごとに画像を分析し、ノイズを取り除く
  • ホワイトバランス:光の色温度を補正し、本来の色味にする

 本体は、IP67防水・防塵性能、IK10耐衝撃性に対応する。

 本体サイズと重量は、InSight S345ZIが256×100×101mmで1.04kg、InSight S445ZIが112.3×112.3×92.5mmで0.71kg。

AIによるスマート検知・分析機能
SmartVid映像補正テクノロジー