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ランサムウェア攻撃グループ「8base」構成員とみられるロシア人被疑者4人を検挙、警察庁が発表

 警察庁は2月12日、ランサムウェア攻撃グループ「8base」を主導していたとみられるロシア人被疑者4人が検挙されたことを発表した。

 ユーロポールの発表を受けてのもので、警察庁では本件に協力し、国内で発生したランサムウェア事案について捜査を行った。

 ユーロポールによれば、国際的な法執行機関の協力により8Baseランサムウェアを主導する4人が先週逮捕され、同時に、犯罪ネットワークにリンクされた27台のサーバーが停止された。2024年11月に発表されたPhobosランサムウェアの被疑者逮捕に続くものだとしている。

 8baseはPhobosランサムウェアの亜種を使用し、主に中小企業を狙った攻撃を行うとされる。日本での攻撃事例では、公文教育研究会(KUMON)や日本生命、徳島県、和歌山市など複数の企業や自治体の業務を受託し、ランサムウェア被害に遭ったイセトーを攻撃したグループであると指摘されていた。