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ブロードバンド回線契約におけるモバイルの割合が5割超え、固定を上回る

 株式会社MM総研は、2013年9月末時点におけるブロードバンド回線加入件数調査の結果を発表した。ブロードバンド契約者数7241万件のうち、LTEやBWA(Broadband Wireless Access)などモバイル系回線が過半数を占め、固定系回線の契約者数を上回った。

 今回の調査では、FTTH(光ファイバー)、ADSL、CATVを「固定系」、LTEおよびBWAを「モバイル系」として集計している。発表によれば、全契約数7241万件のうち、固定系の割合は47.9%で、モバイル系は52.1%だった。

 2011年3月末の調査では、モバイル系回線の割合がほぼゼロだったが、その後急激に拡大した。MM総研では、FTTH回線の成長率を年平均3.2%(2013年3月末からの5年間)と見込む一方、モバイル系の成長率はそれを大幅に上回ると予測。2016年度にはモバイル系の契約数が1億件を超え、2018年3月末には全ブロードバンド加入数の76.9%に達するとしている。

(森田 秀一)