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Macユーザーも「弥生」で確定申告を――岡本社長がアップルストア銀座でアピール

お金管理アプリ「Moneytree」との連携開始も

 弥生株式会社は29日、「弥生シリーズ」の会計ソフトと、マネーツリー株式会社の提供するお金管理アプリ「Moneytree」が連携を開始したと発表した。

弥生株式会社代表取締役社長の岡本浩一郎氏

 Moneytreeは、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどの残高や利用額などの取引データを自動的に取り込んで一元管理できるデータアグリゲーションアプリ。全国の1300以上の金融機関などに対応している。

 今回、Moneytreeに蓄積した取引データが、「YAYOI SMART CONNECT」を通じて、自動的に仕訳されて弥生の会計ソフトに取り込めるようになった。対応するのは、「弥生会計」および「やよいの青色申告」(以上、あんしん保守サービス加入者向け)と「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」。これにより、「日々のお金の管理をMoneytreeで行いながら、事業に関する取引データを弥生に取り込んでおくことで、データをそのまま事業経費の管理や各種帳簿の作成、確定申告などに活用できる」としている。

弥生とMoneytreeとの連携

 29日、アップルストア銀座(東京都中央区)において「iPhone、iPad、Macで完結! これからの確定申告」と題したトークセッションが行われ、弥生代表取締役社長の岡本浩一郎氏が登壇。従来はMacユーザーが弥生の会計ソフトを使うとなると、Boot Campなどを使ってMac上でWindowsを使うか、会計ソフト専用に別途Windows PCを用意しなければならなかったというが、クラウドアプリケーションである「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」はMacから使えるということを紹介。確定申告の時期を前に、Macユーザーも多いというフリーランスの人などに向けて弥生をアピールした。

 トークセッションには、マネーツリー代表取締役のポール・チャップマン氏や、ドキュメントスキャナー「ScanSnap」を販売する株式会社PFUから販売推進部の山口篤氏も登場。チャップマン氏は、今回スタートした弥生との連携機能に続いて、MoneytreeとScanSnapとの連携機能を春ごろにリリースする計画があることを明らかにした。

マネーツリー株式会社代表取締役のポール・チャップマン氏

(永沢 茂)