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6月9日は「サイバー防災の日」、LINEヤフーがフィッシング詐欺に関するアンケート結果を公表
約半数が複数サービスで同じパスワードを使い回している
2025年6月9日 07:00
LINEヤフー株式会社は6月6日、フィッシング詐欺に関するアンケート結果を公表した。48%が複数のネットサービスなどで同じパスワードを使っていると回答し、多くの人がパスワードを使い回している現状が明らかになった。
同社では、セキュリティの鍵(ロック)を掛けるという意味を込めて、毎年6月9日を「サイバー防災の日」に制定している。調査は2025年6月4日に、Yahoo!クラウドソーシングのユーザーを対象にインターネット上で行われ、1000件の有効回答を得た。
48%が「パスワードを使い回している」
パスワードに関する質問では、48%の人が複数のサービスで同じパスワードを使っていることが分かった。同社では、安全にネットサービスを使うためのポイントとして、パスワードを使い回さないことや、多要素認証やパスキーを設定することを挙げている。
82%が「フィッシングメールを受け取ったことがある」
フィッシング詐欺に関する質問では、97%の人がフィッシング詐欺を認知していて、82%の人がフィッシングメールやSMSを受け取ったことがあることが分かった。また、13%の人がフィッシングメール内のURLにアクセスしたことがあるという。同社では、メールに書かれたURLにはアクセスせず、ブックマークした公式サイトなどからアクセスすると安全だと指摘している。
同社は、6月9日の「サイバー防災の日」をフィッシング詐欺等の犯罪から身を守るため、各種ネットサービスやスマホアプリのアカウントの安全を再確認したり、インターネットを安全に使うための注意点を確認したりする日にすることを勧めている。