Windows 10への無料アップグレードは正規版のみ対象、海賊版ユーザーには“魅力的な”アップグレード施策

　米Microsoftは15日、Windows 10提供にあたっての海賊版への対応について見解を示した。

　Microsoftでは、Windows 10の無償アップグレードについて、正規のWindows 8.1/7ユーザーを対象としており、継続的にWindowsの新機能やセキュリティーアップデートを無料で提供する。

　Windowsが正しくインストールされていない、あるいは正規ライセンスと判断できない場合は、デスクトップに透かしを表示する。Microsoftでは、非正規Windowsはマルウェアや詐欺、個人情報の流出などのリスクがあるほか、パフォーマンスの低下や機能の誤作動を引き起こす可能性があると指摘。また、非正規Windowsでは、Microsoftまたは販売パートナーではサポートしないとしてる。

　Microsoftでは、非正規のWindowsにはWindows 10無料アップグレードを適用しないとしているが、意図せずに非正規Windowsがインストールされた古いデバイスを使用しているユーザーに対して、OEMパートナーと連携して「魅力的なアップグレード施策」を提供する予定だ。詳細については「乞うご期待」としている。